最近、イベントにご参加くださった方から「PORTALさんが大切にしている思いをもっと知りたい」と声をいただくことが増えてきました。
そこで今回は、商品やイベントの紹介とは少し異なる内容をお届けしたいと思います。
イベントのコンセプトについては、以下のページに書かせていただきました。
体験イベントの背景
PORTALでは、ハイキングやフライフィッシングをはじめとする自然体験や、時に海岸線を歩いたりと、山や山間部だけだった僕らも、宮崎県の様々なフィールドでイベントを企画するようになりました。ただ山に登るだけではなく、「もっと自由に」「もっと身近に」自然と関わる方法を提案すること。
それが、私たちがイベントを企画するようになった出発点でした。
そしてそれは、そもそも店を作った出発点でもあります。

年齢も経験も関係なく
店を出してもうすぐ7年となりますが、数えると約1,000回。
お客様と個別に出かけたり、グループで出かけたり、下見に出たり…
自然=登山ではなく、多様な楽しみ方を知ってもらうために
山を歩くことも自然を楽しむ素敵な方法ですが、登らずとも味わえる楽しみもたくさんあります。
川辺を歩いたり、野鳥を待ったり、花を眺めたり、魚と向き合ったりする中で、自然を深く楽しむことができます。

フライフィッシングのひとこま
実際にお客様との対話の中でも、「登山にはあまり興味がなかったけれど、釣りや散策ならやってみたい」といった声を多くいただいていたり「自然観察や散策だったら」と、そういうお声も多くいただくようになりましたが、山を歩くのもひとつの楽しみであれば、登らずとも楽しめる遊びもたくさん。
そんな楽しみが身近にできる地方の暮らしというのは、僕は今でも贅沢なものだと思っています。
“懐かしい光景”を取り戻す
僕自身は福岡県の山の麓で生まれ、親と自然の中で様々な遊びをしてきました。
山野草を教わって食べたり、魚を釣ったり、勝手に山に登って遭難したり…
あの頃に見た風景や過ごした時間は、今でも心に深く残っていて、
それは、現代においてこそ大切にしたい「懐かしい光景」だと思っています。
日々自然を楽しむことで、その風景が自分の中に刻まれ、やがて“懐かしい”と思えるものになる。そしてそれを大切に思う気持ちが育まれるのだと感じています。

大先輩との釣行にて
僕自身も、宮崎県の山間部で一番ハマったことは「懐かしい」という印象からで、スタッフも北海道で父親に教わった渓流釣りの話をよくしています。
地元の自然に誇りを持てるように
地方の自然は本当に素晴らしく、それを楽しみに遠方から訪れてくださる方も増えました。
けれど、それに気づいていない人がとても多いとも感じます。
だからこそ、身近でささやかな自然体験を通じて
「あ、こんな素敵な場所が近くにあったんだ」と気づくこと。
それが、地元への誇りや親しみにつながっていくと感じています。

虫の達人たちと
一歩踏み出すきっかけになるように
「やってみたいけど…」と感じている人は多く、イベントを行う度にそうした方々が「一歩を踏み出して」自分にもできそうかなというものに参加してくださいます。
だからこそ、私たちが企画するイベントが、その背中をそっと押すものになればと願っています。

山で眺める日の出
例えば上の写真は、山頂から眺める日の出。初心者の方を連れて行ってもしっかり登れる山。
一歩踏み出せば、こんな光景があちこちに存在します。
終わりに
楽しみながら地域の自然を知り、誇りを持ち、大切に思えるようになること。
道具を手にしても、どう楽しんでいいかわからないという方も少なくありません。
だからこそ、自然を知り、楽しみ、大切に思う。そんな循環に、僕らの仕事が関われたら——。
そう願いながら、お客様と一緒に自然へ出かけ続けてきました。
まだまだ「関心はあるのだけれど…」という方も多いかと思います。
是非、店やイベントを通して、快適に楽しく、健康的にリフレッシュしながら楽しんでいただければと思っています。
体力や上手・下手、洒落てるかどうかは二の次。
それよりも、楽しむ気持ちが何より大切です。
・
また、僕らが取り扱っている道具の多くは、こうした考えに共感し、僕らや皆様の楽しみを応援してくださっている作り手の方々によるものです。
皆様の大切な時間を彩ってくれると同時に、作り手の方々がユーザーである僕らや皆様の楽しみを喜んでくださるものです。
是非、素敵な時間を素敵な道具と共に楽しんでいただければ光栄です。
・
Wander Freely, Connect Naturally
もっと自由に、自然や人とつながる時間を楽しんでいただければ幸いです。
最新情報をLINEでお届けしています
PORTALでは、WEBサイト更新情報や商品入荷のご案内、
お得な情報もLINEで配信しています。
友だち追加して、最新情報をぜひチェックしてください。
この記事へのコメントはありません。