“みんなが歩いて楽しめる道”をテーマに下見しています、宮崎県の海岸線の道。
いよいよ下見で歩くのは延岡市が最後の市となりましたが、今回は土々呂駅-延岡駅区間の下見で歩いてきました。
残すところはJRから離れて北浦方面を歩くだけとなりまして、定休日の予定が入らなければ今月中、遅くとも来月には都井岬から歩き始めた海岸線を歩き終えることになりそうです。
次は下見した区間をテント持って歩いたりと、また歩きたいなと思う道です。
お問い合わせや歩いてくださる方、または同行させていただくことも少しずつ増えてきましたが、本当に宮崎県らしい素敵な景観だなと思います。
今回はそんな中で、土々呂駅から延岡駅の区間の下見。
前回終了地点としていた土々呂駅までJRで移動してスタートですが、かなり宮崎県の電車に乗り慣れてきました笑

今回のルート
今回は土々呂駅をスタートして、海岸線を歩きつつ大瀬川・五ヶ瀬川・祝子川・北川と釣りや山でも馴染み深い県北の川を眺めつつ歩くように考えましたが、事前チェックをする時間がなかったので、謎のラブホテル街に入ったり、工場地帯に入ったり…
下見は重要だなと反省しつつの時間もありました。
さらには北延岡駅まで歩く予定だったのですが、JRで南まで下れるのかが調べてもイマイチ分からずに結局延岡駅まで。
宮崎県のJRに乗り慣れたつもりでしたが、意外と難しい宮崎県の公共交通機関です。

土々呂駅
土々呂駅をスタートして、土々呂漁港方面へ。
海沿いの道では数多くの漁港を歩きますが、個人的に港の風景は大小問わず好きな風景です。

土々呂漁港
そして港を過ぎて海岸線を歩けるかと思えば、ビーチに入れないようになっていたため地図を見ながら進みます。
意外と「行ける」と思った場所がいけないというのも、全体を通して存在しますので、こういう下見は意外と大事だなと言い聞かせながら「なんだよー、いけないのか」なんて呟きながら歩きます。
そして海沿いを歩ける道を地図で探しつつ再び海沿いへ。

海沿い

水飛沫を上げる海
そして海を眺めた後は工場地帯と言いましょうか。”働くエリア”歩きとなるので、自然を満喫ではなく黙々と抜けて行く感。
この区間を単体で歩いても…という区間ですが、長い道のりの中ではこういう”働くエリア”も、少し新鮮味があります(と思い聞かせます)

働くエリア歩き
むしろこういう海岸線歩きをしていなければ、歩くことがなかっただろうなという道で、個人的には地域ごとの仕事や宮崎の地域性のようなものを感じたりします。
そして極力海沿いが歩けない時は、海に近い道をと考えながら歩いていますと、謎のラブホテル街に突入。

ラブホテル街
思春期の中高生だったら、少々気まずい感を感じるであろうラブホテル街。
「なぜこの場所に!?」なんて思いつつ、その背景も知ってみたいなと思いながら歩きましたが、結構な数のラブホテル。
途中で利用者さんの車とすれ違うと、つい「ごめん!」なんて思ってしまいます。
そしラブホテル街を抜けると道間違い。
やっぱり「行ける」と思ったけれど行けないという場所もありますが、このラブホテル街はさすがにルートから外すべきか否か…そんなことを考えながら歩いてました。
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そして通常に歩ける道?へと移動し、再び海岸線を目指して地図を見ながら歩きます。

雨足が強くなってレインウェア着用

海に到着
今までに歩いてきた半島などを眺めつつ、海岸線歩きへ。
土々呂駅から長浜海岸までの道は少しDEEPで面白い道でした笑
そして長浜海岸では、まぁまぁのサイズの波。
宮崎県らしい海の風景と波の音を聞きながら歩きます。

長浜海岸
「晴れていれば青くて美しいんだろうな」と言いながら、海岸線をのんびり北上。
松林もあるので、ビーチ歩きに飽きたら松林に移動と、適度に飽きを回避しながら歩けるのも嬉しい海岸線。

砂浜に飽きたら松林
そして長いビーチを堪能したら、ついに大瀬川・五ヶ瀬川と県北部の名河川。
「いよいよここまで歩いたか」と釣りもする僕らにとっては嬉しい時間です。

五ヶ瀬川
そして河川敷には、もう終わり頃の土筆。
あっという間に春です。

土筆
さらには河川敷の猫…
ここでもまた猫に出会い、超タイムロス。

延岡育ちの可愛いやつ
しかも超懐っこくて、抱っこまでさせてくれるという…
猫好きには、道歩きよりも至福の時間を過ごさせていただきました。
猫と戯れた後は、辛麺発祥の店と言われるお店に立ち寄り辛麺を。
以前お店に足を運んでくださっていた方のお店で、ようやく僕らもお邪魔できました。
しかもニンニクトッピングで、めちゃくちゃニンニクたっぷり。めちゃくちゃ美味かった上に、昼食時間の前からほぼ満車な人気なお店でした。
“辛麺本舗さやか”さん、ご馳走さまでした!

辛麺+にんにく+ミンチ
たっぷり食って元気回復の後は、いよいよ祝子川。
「この上流に大崩山かぁ」なんて思いながら、いよいよ北端が近づいてきます。

祝子川
最上流部は凄まじく美しい渓谷ですが、河口付近は工場地帯と言いますか、働く場所でした。

工場
延岡の河口付近はこんな感じなのかと、知らなかった風景を見ながら歩きますが、少々場違い感も感じつつ…

働く場所を歩く山の人
ルート上としては”働くエリア”は外した方が良いかななんて思いつつ、知らない風景を眺めて、次は北川沿い。

北川
もう目の前には可愛岳があり、いよいよ県北の山の麓です。
そして北川沿いには若山牧水の歌が多く、ひとつひとつを詠みながら最後の区間。

若山牧水の歌
宮崎育ちの方にとっては馴染み深い若山牧水も、移り住んできた僕らにとっては新鮮で、素敵な歌をひとつひとつ詠みながら歩きます。
だいぶ歩き旅も終盤に入ってきましたが、こうして歩いてみると知らなかった宮崎県の魅力や財産に気づかされるものです。
そして北延岡駅に向かう予定でしたが、電車の仕組みがイマイチ分かりづらかったので、延岡駅まで歩いて戻って今回の下見は終了。

延岡駅
ここからはJRと道が離れて北浦方面へと向かう予定ですが、帰りのバスをきちんと調べておかねばと思っているところです。
天気が良ければテント持って出かけたいのですが、いまいち天候が不安定な模様。
最後の景観もまた楽しみなのであります。
本当に宮崎県を知るという点で、歩くたびに色々な発見のある道。
是非、皆さまも全区間歩いて楽しんでみてください。
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