“UMK 4時どき!”にてハイキングの話を -補足情報-

今日はUMK(テレビ宮崎)さまの夕方の番組、”4時どき!”に出演させていただいて、春のハイキングの魅力や道具について話をさせていただきました。
中年オヤジが、初めてのテレビ局・初めての生放送と、ガチガチに緊張して出てきまして、6分以上も時間を割いていただきましたが、少しでも宮崎県で楽しめるハイキングやアウトドアに関心を持っていただければ光栄です。

テレビ局内では、いろんなプロな方々が働かれていまして、局内のいろんな方に話しかけていただいたり「大丈夫大丈夫」と言われたりな、結構恥ずかしな中年でしたが、貴重な経験をこの年でさせていただきましてお声がけくださった方々やUMKの方々に感謝でございます。

さて、6分の中では軽量な道具やウェア、ハイキングの魅力などについて少しだけ話をさせていただいた(つもり)ですが、その時間内では触れられなかった内容もありますので、関心を持っていただいた方が色々と確認出来るように補足情報も掲載させていただいておきます。

一部は先日掲載させていただいた内容と被りますが、関心のある方はチェックしてみてください。

恥ずかしい店主の姿を見たい方は、以下のリンクから…
スタッフに載せろと言われたので、恥ずかしながら紹介します。


ハイキングとは

“登山”と”ハイキング”とは何が違うのかというのは、ハイキングという言葉を聞いて考える方が居るかもしれません。
同じような言葉として、”登山”・”ハイキング”・”トレッキング”などという言葉がありますが、意外と明確な定義が日本ではされていないように思います。
イメージとして”ハイキング”・”トレッキング”・”登山”の順に、難易度や体力度が増していくようなイメージで僕は以前に捉えていましたが、ハイキングは山に登ることもあれば、登らずに楽しむことがあるというのが、大まかな僕の捉え方なイメージです。

日頃、僕自身は”登山”というワードも”ハイキング”というワードもあまり使っておらず、単に「〇〇を歩きに行ってくる」という言葉を使っている気がしますが、それが僕の中ではハイキングというイメージに近いと思っています。
「花を見に〇〇山を歩こう」
「新緑の季節だから〇〇山域に行ってみよう」
「海を眺めながら海岸線をずっと歩こう」
「〇〇山の山頂からの景色を久々に見よう」など
日帰りのデイパックや、時にテントを担いで歩きに出かけることを、僕はハイキングだと思いながら歩きに出かけています。

海岸線を歩く

海岸線を歩く

自分の体力に合わせて、目的地・ルート・行動時間を考えて歩きに行くというのは、登山でもハイキングでも共通ですが「登ることもあれば、登らないこともある」というのが、僕自身の楽しみ方です。
なので、どこかの山に行って風景を楽しみながら歩いて「途中で飽きたから」「途中で疲れたから」山頂まで行かなくてもいいかと引き返すことも。
そもそも目的地が山でないこともあり、海沿いをデイパック背負って歩くのも、散歩的に歩くのも、僕にとってはハイキングかなと。
なんとなく「ここまで来たからついでに山頂に行くか」と、大抵の場合は山頂に行きますが、行かないことも意外にあります。

そもそも山頂に行かないルートを考えることも、結構頻繁に存在します。

「僕はハイキングをしています」なんて言葉を発することは、あまりありませんが、やっていることは”ハイキング”と思っています。

自由気ままに歩いて、色々観察しながら楽しむこと。
そんな自由度の中に色々な楽しみ方や面白さが存在することが、僕にとってのハイキングの魅力であります。

敢えて”登山”ではなく”ハイキング”として紹介いただいたのは、宮崎県は身近に色々な自然があるにも関わらず”登山”と聞いて敷居の高さを感じる方が非常に多いなとよく思っていまして、もっと身近に歩くことを楽しむ遊びというのも存在していることを、少しでも「敷居が高いな」と感じられている方が「歩いてみようかな」と思っていただければ光栄です。


ハイキング天国な宮崎

青く美しい海、サーファーの姿、ウミガメの産卵、霧島山系のような火山帯、祖母傾山系のような険しさのある景観、九州脊梁のような奥深い山々、棚田の風景、海と暮らす生活圏の美しさ、山間部で暮らす方々の美しさ、美しい渓谷。
宮崎県に限らずですが、自然の多い地域は歩いて楽しめる景観や風景・出会いが山ほど存在しています。そして九州には熊が生息していないことで、安心して楽しめると遠方からお越しになる方の多くが話してくださいます。

良いか悪いかは好みの問題もありますが、年間を通して温暖な南九州は冬でも大袈裟な装備なく歩いて楽しめるので、僕は”年間を通して初心者が遊べる場所のひとつ”が宮崎県や南九州だと思っています。

“ハイキング天国”という言葉がクソダサいですが、”ハイキング天国”と言えるほどに、興味深いものがたくさん。
“神話を巡る歩き旅”というのもどこか面白そうだと、思ったりすることもあります。

僕は元々人の居ない森や山・谷を歩くことが好きだったのですが、長距離自然歩道の”九州自然歩道”を歩いたことがきっかけで、生活圏を歩く面白さを感じ、都井岬から北浦までを歩いた時も生活圏を歩きながら、その土地のことを調べたり、現地の方に色々教わったりするという、人との触れ合いも楽しみながら歩く魅力も感じたことで、奥深い森だけでない歩く楽しみを感じてしまい、尚更”ハイキング天国”だと思っています。

北浦まで歩いて行って、カキを食うの図

北浦まで歩いて行って、カキを食うの図

熊が存在しておらず、年中温暖で、かつ美しい風景がある。
山も海も、そんな風景に惹かれて遠方からお越しくださる方も多く「羨ましい場所だ」なんて言われることもありますが、そんな羨ましい地域に暮らしている贅沢さを実感するのに、ハイキングを楽しむことは最高のものだと思っています。

むしろ、そんな場所に住んでいるからこそ、改めて色々な風景を知って楽しんでいただきたいと思っています。


“楽しい”だけじゃないハイキングの面白さ

美しい風景、感動するような絶景など、歩いて楽しむ魅力は多く存在しますが、時にショックな風景に遭遇することもあります。
例えば樹木がほとんど枯れてしまっているエリア、無惨にゴミが捨てられたエリア、罠にかかって息途絶えた野生動物の姿。
人が生活する近くのエリアで、色々な変化を見せている風景を見て、何かを感じることもひとつのハイキングの魅力だと僕は思っています。

ほとんどの樹木が枯れて倒れた森

ほとんどの樹木が枯れて倒れた森

「なぜ、そんなことが起きているのだろうか」と考えたり、時に調べたりと、歩いて感じることを実際に調べてボランティアなどに参加するという道を選ぶ方もいます。
森の風景も刻一刻と変化しますが、そうした変化を感じることも、ひとつの特徴だと思います。

ゴミの山

ゴミの山

「こんな綺麗な風景なのに、眼下にはゴミだらけだ」と、そんな写真を以前に紹介した際も、複数の方が「整備に協力したいです」と声をあげてくださいました。


自然の中で楽しむリスク

また、番組内でも少し触れさせていただきましたが、山川海とどの自然の中にも、少なからずリスクは存在しています。
山や山間部では、道迷いによる遭難事故が最も多く、その他にも色々なリスクが存在します。
初歩的な自然体験から始め、色々なリスクを理解して対策を行うことは、アウトドアの基本。お店でも色々とご案内していますので、気軽に相談してください。

これまで必要に応じて、多くのお客様と歩いてきましたが、是非番組をご覧いただいた方もそうでない方も、身近に自然の多く存在する宮崎県で、この土地ならではな楽しみへ足を踏み入れていただければ光栄です。

引き続きご質問やご意見などは、店主まで申し付けくださいませ。


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