観測史上2番目に早いという
梅雨入りをした南九州地方。
今年は梅雨明けも早く、
夏が長いのでしょうか。
雨の季節の必需品となるレインウェア。
雨から身を守るだけではなく
風や寒さからも身を守り、
温暖な九州では冬時期にも活躍するアウターシェルです。
お客様からもお問い合わせを
頂くことが増えてきたレインウェアについて
PORTALでお取り扱いさせて頂いております
THE NORTH FACE社の製品群を中心に
素材による特性を紹介いたします。
PORTALでお勧めさせて頂いている
THE NORTH FACE社のレインウェア。
FUTURE LIGHT採用
“FL Drizzle Jacket”
GORE-TEX採用
“Climb Light Jacket”
この2アイテムのご紹介です。
それぞれの特性を活かして
楽しまれているアクティビティのスタイルに合った
レインウェア選びの参考になれば幸いです。
“FL Drizzle Jacket”
・
THE NORTH FACE社が開発した新素材
「FUTURE LIGHT」を採用したジャケット。
FUTURE LIGHTの大きな特徴は
“内側から” 濡らさない
「群を抜く透湿性の高さ」
「オーバーヒートを軽減」
「ソフトでしなやかな着心地」
「発汗量の多い行動に最適」
着用した時に感じるのはストレッチ性としなやかな生地。
身体を大きく動かしても動作の妨げになりません。
高い防水透湿性と通気性を持ち併せているため
ウェア内部が蒸れに強く
歩いたり走り続けたりするような
汗をたくさんかくアクティビティでは
透湿性だけではカバーできないウェア内部の蒸れを
“通気”という機能で軽減してくれます。
反面、
通気性があるということは
強風下では通気を感じ
突然の激しい雨などに長時間晒されることになると
耐水圧の高いGORE-TEXの方が安心です。
FL Drizzle Jacketは
少し生地の厚いFUTURE LIGHT素材を採用し耐久性を高め
フロントのファスナーの左右をフラップ構造にすることにより
防水性を高めております。
Climb Light Jacket
・
防水透湿性に優れたGORE-TEXを採用している
定番とも言われるClimb Light Jacket
GORE-TEXの特徴は
“外側から” 濡らさない
「高い防水性と防風性」
「荒天時における高い信頼性」
「耐久性のある防水透湿機能」
「安心感ある着心地」
GORE-TEX素材は通気性を持たない代わりに
防水透湿性が非常に優れており、
外側からの濡れに強く水を内部に通さず水蒸気を逃します。
アウトドアウェアでよく耳にする「透湿」は
温かく湿ったところから、冷たく乾いたところへ流れるといった
水蒸気の性質を利用し、ウェア内の水蒸気圧上昇に伴って
水蒸気がしみ出すことです。
通気性がないということは防風性もあり、
寒い季節などにはアウターの中に
インシュレーション等の保温性のあるウェアを
着ることによってウェア内部の温度を逃さず
防寒力もあるということです。
外気とウェア内部を仕切る力がある素材。
反面、
GORE-TEXの透湿にはウェア内外で
温度と水蒸気圧の差が必要なため、
高音多湿な状況では汗が抜け切らず
ファスナーやベンチレーションでの換気が必要となります。
・
GORE-TEXとFUTURE LIGHT
“レインウェア” といってもそれぞれに
異なる特性があり、
特性を知るとご自身が楽しまれている
山の歩き方・過ごし方にぴったり合った
レインウェアと出会えると思います。
山歩きでは時間の経過とともに身体が温まり、
脱ぎ着を繰り返して体温の調整をしていきますが
FUTURE LIGHTは高い通気性を持ち
着たままで快適に歩き続けることもできます。
・
GORE-TEXを採用したウェアは高い防水性と防風性で
荒天への備えとして夏場もバックパックに用意しておくと安心です。
長時間、山の中で過ごす山中泊や縦走時などは
稜線上で冷たい風に吹かれたり、突然の雨や
朝露に濡れた藪漕ぎなど様々な場面で活躍してくれます。
・
レインウェアは
「雨の日は歩かないから」と
山歩きに必要なウェアの中でも
ついつい後回しにしがちなウェアですが、
「雨」だけではなく
ウィンドシェル代わりに風を凌いだり、
突然の天気の急変などに対応し
山歩きでとても重宝するアイテムです。
今回ご紹介したジャケットは
温暖な九州では冬でも活用できるアウターでもあります。
素材の特性を理解してお使い頂き、
山歩きや楽しまれているアクティビティが
より快適なものになりますように。
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