個人的な内容ですが…
新しいフライリールが納品し、久々に新しいロッドとリールを入手しました。
仕事柄新しい道具は積極的に使おうと思ってはいるのですが、この業界に入る前から僕もスタッフも道具はたくさん使っては出かけて楽しんでおりまして”仕事柄”というのは単に言い訳でもあります。
新しい道具が入荷して遊びに出かける前は、よくスタッフが「このシューズだったら…」と購入する製品と色合わせをしているのですが、最近ではお客様も単に山を歩いたり渓谷で釣りをしたりというだけでなく「何を着てどこに出かけようか」なんて言って楽しんでいるのを聞くと嬉しくなります。
最近ではローカットシューズを使用する方が増え、従来のブーツタイプのものと比較すると安価でお求めやすいため、お客様によっては色々なモデルを試すついでに、持っているウェアと色合わせをしながら楽しまれるような方も目立つようになりました。
例えば春なら「新緑の緑のシーズンだから」であったり、「花のピンクが綺麗な季節だから」であったり、夏なら「深い緑に山が染まる頃だ」と話していたり、秋なら「紅葉の綺麗な森の中」、冬は「積雪の白い景色の中」と四季折々の色を想像したり、渓谷であれば「黒く不気味な谷」であったり「花崗岩の美しい白」であったり。
山遊びに長けた方々も、これから始めようという方も、そうして歩く季節や場所の風景を考えて「どうやって溶けこもうか」であったり「どうやって目立とうか」なんて考えるのは、聞いていても非常に楽しいもので、僕も「今日のロッドは…」なんて考えることが以前よりも増えてきました。
ずっと以前は「遭難した時に目立つ色」というのが山の服の常識的に言われていましたが、状況に応じてもっと自由に楽しみながら、素敵な時間をより楽しいものにするというのは僕は大賛成です。もちろんシーンやフィールド・目的によっては目立った方が助かる場合もあります。しかし慣れた山、自由に楽しみたい気分、せっかくの自然の色と、状況に応じて気分が上がるようにモノの選択をするのは、とても大切なポイントだと思います。
「いやいや、着るものなんて何でもいいさ」というのも、もちろん一つの考え方であり「せっかくの時間だから素敵なものを」というのも、またひとつの考え方。
先日「山紫陽花を見に行くから薄紫を」と、そんな会話をお客様がされていて「なんとも素敵だなぁ」と思ったのであります。
お店を出して最初は「初めての山」という方が多かったのですが、時間の経過と共にすっかり慣れた方が増えて”無難な色”よりも”楽しい色”と、そんな考え方のお客様も増えてきましたので、少しずつ製品のラインナップについても考えていこうと思っています。
アクティビティの装備は”安全であること”や”快適性を考えたもの”は、とても大切でその点は何よりも大事にしていきますが、色彩豊かな自然の中に出かける時「どんな色がいいかしら」と楽しむのも、またひとつのアクティビティの楽しみ方。
洒落感において僕は上級者ではありませんが…「宮崎県のどの山に、いつどんな色があって」という点は少し上級者です笑
夏本番ということは、もうすぐ秋。
夏の山を惜しみつつ、秋のコースの目星をつけて、お気に入りの道具を見つけてガッツリ遊んで楽しんでまいりましょう。
遊びに長けた方と”あれこれ”と魅力あるコース談義が始まりましたが、是非これから楽しんでみたいという方や楽しみ始めたばかりの方も、気軽にオススメコースなどもご質問くださいませ。
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