定休日2日目。
久々に大分県佐伯市と宮崎県日之影町の境に位置する山をぶらりと、夏木山から鹿納山までを歩いてきました。
この秋に歩こうと思っている山を色々とリストアップして、天気予報と睨めっこしつつ休日の予定を立てているのですが、五葉岳は「この秋に久々に行こう」と思っていた山のひとつで、天気が良さげだったので出かけてまいりました。
夏木山・五葉岳・鹿納山と、このあたりの山域は登山口までのアプローチにまぁまぁな林道を走るため、人が少なめな山域。そのため人が歩いたインパクトなども少なく綺麗な森を堪能しながら歩けるのが個人的な好みで、本当に綺麗な森を楽しめる山です。
今回は夏木新道登山口をスタートして、夏木山・五葉岳・お姫山・ブナの三叉路・鹿納の野を経由して鹿納山の往復で15km強のコース。
※人が少なめなのと、適度な距離と適度な岩場があるため、山に慣れた比較的健脚な方以上向けなコースです。
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早朝日の出と共に夏木新道登山口を出発し、急登をひたすら。
晴れを期待して出かけたのですが、ガッツリ雲の中で少々薄気味悪いほどの暗さの中を上ります。
おまけに予報通りではあるのですが、上空では暴風…
「あまりに風が強かったら鹿納山までいくのはやめておこう」と早い段階で話しつつ、とりあえず雲が飛ぶことを祈りつつ登っていきます。
天気予報が晴れだったので「暑いかなぁ」と思いでかけたものの、普通に寒い…
スタッフはシャツを羽織って、僕はベストを着用してとりあえず登って夏木山。展望は雲のおかげでゼロですが、ところどころで青空も垣間見えて美しい森を堪能しながら夏木山から五葉岳へと歩きます。
そして五葉岳に近づくにつれ雲の中。
完全にミストな中を歩いて五葉岳へと向かいますが、あまりに視界が悪く地形の同定ができずに時間を食ってしまいます…
そして五葉岳も残念ながら雲の中。
とりあえずは晴れることを祈って鹿納山まで行こうと、五葉岳を通過してお姫山方面へと向かいます。
五葉岳を過ぎてお姫山方面も真っ白。
少し先のピークすら見えないので、まったく地形の同定ができずに、道迷いをしないように慎重に現在位置を特定しつつ進みます。
で、案の定時折ルートを逸れては戻るという、無駄に時間を食いつつお姫山を過ぎて”ブナの三叉路”へ向かうと、ようやく晴れ間の登場。
写真じゃ分かりませんが、風は凄まじいままです…
それでもようやく晴れ間が見え始め「よし鹿納山まで向かおう」と、ブナの三叉路で枯れてしまったシンボルなブナの木を眺めて”鹿納の野”へ。
最近では生きていた姿を知らない方の方が多い気がする”ブナの三叉路”のシンボルのブナ。
鹿納の野手前まで来ると雲はかなり飛んで、青空の中を歩きますが暴風すぎて寒い。
それでもようやく周囲の展望も楽しめるようになり、とりあえずテンション上げて歩きます。
鹿納の野をすぎて鹿納山までの区間は少し険しくなるのですが、崩落が起きていたり道中に目の前で落石が発生したりと、少しピリピリした山歩き。
危険箇所では風に煽られつつスタッフに「三点支点!」なんて指示しつつ、とりあえず慎重に。
岩がカラッと乾いていれば何のこともない岩場も、雲の中にあったことで濡れているので、気を使って疲れますが、鹿納山も少しずつ近づいてくるので行かざるを得ません…
そして鹿納山直下に到着し、暴風の中で「とりあえず行っておくか」と鹿納坊主の上へ。
若干面白いくらいの暴風で少しひくものの、とりあえず落ちないように超慎重に山頂へ到着。
寒いわ、風強くて立てないわで、そうそうに降りて帰路へと着きます。
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で、帰路ではすっかり雲も晴れてようやく景色を眺めながら、鹿納の野-お姫山-五葉岳-夏木山へと戻ります。
ちなみに五葉岳はちょうどタンナトリカブトが咲き始め花を少し花と風景を眺めて下山。
終日暴風でしたが、とりあえず良い景色も眺めて良い森も歩けた1日でございました。
僕はウインドシェルを忘れてしまったのが失態でしたが、そろそろ山では寒さも出てくるので防寒着やウインドシェルなどを携帯して山に出かけましょう。
もう少しで紅葉も楽しめる季節。
良い季節になったので、みなさんもあちこち歩いて楽しんでくださいませ。
余談ですが、久々にこの区間を歩きまして馬酔木の群生に苦労しそうだなと思っていましたら、本当に綺麗に整備されていまして、整備いただいた方々に感謝です。
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