定休日明けの昨日は”みんなが歩いて楽しめる道”をテーマに考えている道の中から、以前私たちが1泊2日で歩いた南郷町からの道をアレンジし、日帰りコースとして南郷町-梅ヶ浜-飫肥城下町をお客さまと歩き旅。
ご一緒して頂いたのは、休日に宮崎の海岸線沿いを下見に出掛けてくださったりと、MIYAZAKI TRAILS の活動を応援していただいているお客さまです。女同士の二人歩き。「食べ歩きも面白そう!」 と、飫肥城下町での食べ歩きを提案させていただきました。
ライオン岩と対峙中のお客さま
今回歩いたルートは以下のMapの通りです。
今回のルート
宮崎駅より電車に乗り、日南市の南郷駅をスタートして目井津港-大堂津-油津港を経て、梅ヶ浜へ。
「日南市と云えば」な、天むすやトビ天をランチの目標として歩いた後は、幹線道路沿いをしばらく歩いて、再びお腹を空かせた状態で飫肥城下町での”食べ歩き”を楽しみ、飫肥駅から宮崎駅へ戻る約26km弱のコースです。(飫肥城下町での散策は含まず)
早朝にお客さまと宮崎駅で合流して、南郷駅までJRで移動します。
やはり寒い朝。この日は霧島山系が雪化粧で真っ白になっていると後に、店主から連絡がありました
宮崎駅発5:24amの始発に乗り、当然ながら車窓からの景色は真っ暗。
自分たちが今、どのような景色の中を移動しているのか解らず、毎度ミステリーツアーのような感覚です。
日の出時刻の7:10あたりが今時期は丁度、油津港を電車が通り過ぎるタイミング。海の上に眩しいオレンジ色の朝陽が現れると「今日の海はどんなブルーかな」と期待が高まります。
右側に日南線細田川橋梁
電車は細田橋の河口に掛かる「細田川橋梁」を通って南郷駅へ。
南郷駅から目井津港を過ぎた細田川河口付近もとても綺麗な場所です。以前、店主と歩いた際にこの河口に小さなフグが泳いでいるのを発見し「今日は居ないかな？」と覗き込んでいると…足元に居ました。
海鳥？海鵜？の落とし物
細田橋を過ぎると、大堂津児童遊園から大堂津海水浴場へ繋がる松林に囲まれた、気持ちの良い道が続きます。
平地では椿の花が散る季節に差し掛かりましたが、散った花びらが赤い絨毯のようで綺麗です。
大堂津児童遊園の椿の道
右手のコンクリート壁を覗き込めば七つ岩
太陽が上がって陽射しは暖かいですが、まだ辺りの空気は冷んやり。インサレーションジャケットを着て歩いても汗をかかず、青い海を眺めながら気持ち良く歩ける気候です。
大堂津海水浴場
さらに北上し、油津港に立ち寄り、漁から帰港した漁船の”おこぼれ”を貰おうと魚を狙うトビをのんびり眺めたりしながら、このルートの中で私たちもお気に入りのライオン岩のある梅ヶ浜へ。
先日の定休日に歩いたレポートで店主も書いておりますが、”海の見えない場所から見える場所へ向かう時の高揚感”を感じる、この場所は私も何度訪れてもワクワクします。
笹薮のトンネルを抜けた先にライオン岩
この日は海の色もまた違ったブルーに見えて、季節や時間で変わる背景の色を楽しめそうです。
お客さまと記念撮影。セルフタイマー10秒後…ダッシュで間に合わなかった瞬間
ここで、セルフタイマーでの写真撮影に悪戦苦闘していると、よくこの辺りを散歩しているという地元の年配の方に
「ここ綺麗な場所でしょう？今日は穏やかでとても綺麗よ。是非、浜にも降りてみて」と声を掛けていただき、浜に降りてのんびり休憩。ご自身が誇る散歩コースがあることって素敵です。
素敵な場所です
「いつまでも居たくなりますね、ここ」なんて会話をし、いつまでも居たい気持ちを抑えて次の目的地へ。サーフポイントとして有名な梅ヶ浜、途中、数人のサーファーが波を楽しんでいる光景を見ることが出来ました。ライオン岩から10分ほど歩くと、洞窟の中に本殿がある祇園神社があります。
洞窟の中へ
祇園神社のことを教えて頂いたお客さまが、私たちが祇園神社を訪れた後日、龍の形をした岩があることを教えてくださって今回は、龍の岩を見つけることもできました。(ありがとうございます！)
洞窟の中から見上げた赤い鳥居
祇園神社を後にし、ランチ目的の日南市の天むす&とトビ天の名店には丁度良くお昼に到着。この後に控える飫肥城下町での”食べ歩き”での胃袋の余白を残す程度にお腹を満たして、飫肥へ向かいます。
広渡川・酒谷川を越えて飫肥方面へ
帰りの電車の時間が迫っていたため、資料館は立ち寄れずでしたが、飫肥藩・伊東家5万1千石の城下町として栄えた場所とのことで、飫肥城跡や武家屋敷、石垣が残る街並みは、九州の”小京都”と呼ばれる地区です。
飫肥城下町では散策しながらMapについた引換券で、資料館などの施設入館や地元の食べ物や商品と引き換えをすることが出来る”食べあるき・町あるき”のMapを購入し、散策を楽しみました。
飫肥城跡へ
大手門を入って、石垣の大きさや高さに驚きました。
飫肥の厚焼きたまご・おび天・地元スーパー”スーパーとむら”のお惣菜、ホットコーヒーと、食べ歩きを楽しんでお土産も買い、帰りの荷物が増えてしまいました笑
飫肥駅から宮崎駅へ
今回は女子2人で「食べ歩き」も含めた、のんびりお喋りをしながら歩き旅。
綺麗な景色を眺めながら歩いて、その土地の食や歴史を楽しみました。(歴史的なことは今回、予習不足だったので次回は少し予習をして資料館などもゆっくり訪れたいと思います) 最後の城下町での石段では、お互いに足がロボットのようになっていて、二人で爆笑してしまいましたが、楽しんで頂けていたら幸いです。
早朝から夕方まで、たっぷりお付き合いいただきまして本当にありがとうございました!
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