RIDGE MOUNTAIN GEARのBasic Hike Pantsは、今シーズン積極的に使っているパンツのひとつ。
実はノンストレッチ素材に抵抗のある僕でしたが、例えばTrail Bumのパンツでも、その他ブランドでもノンストレッチ素材のパンツ自体は意外と名品と謳われる製品の中にも意外と存在していまして、Trail Bumのパンツを使って以来、ノンストレッチ素材に対する抵抗というものが少しなくなった気がする店主です。
RIDGE MOUNTAIN GEARの製品の中でも、アウトドア・日常を境界線なく使えることを考えて設計された”Basic”と名のつくシリーズがありますが、物価高だので様々な製品価格が高騰する中では山も日常も兼用で使える製品というのは非常に重宝し、僕もスタッフも仕事・山と境界線なく使いながらブランドコンセプトを楽しむようにしていまして、”Basic Long Sleeve Shirt”や今回紹介の”Basic Hike Pants”はそうしたアイテムのひとつです。

RIDGE MOUNTAIN GEAR “Basic Hike Pants”
基本的に新しくラインナップさせていただくことになるブランドは、仕事の立場上積極的に使って”南九州”というフィールドの中で、どのようなメリット・デメリットがあるかと考えつつ、お客様に提案する際に役立てようとしていますが、RIDGE MOUNTAIN GEARの製品については品質は当然ながら、日頃のやりとりの中でのオーナーさんの真摯さ、丁寧さというのが本当に垣間見えるブランドで、僕らはお客様にお渡しする製品の中では、とても大きなポイントと常々考えています。
余談ですが、僕らがブランドや製品を選定する際に大切にしているポイントは、色々と存在します。
-作り手の方が遊び手であるか
アウトドア用の製品は、そもそも設計する方がガッツリと遊んでいる人であることが望ましいと思っています。
もちろん設計には設計のプロがいると思いますが、表面上のコメントや意思よりも、その方の感性や性格、想いというものがあるモノの方が使っていて心地良いものです。
単に「山が流行ってるから山」といいうものより、環境面・実用面などに配慮された道具などを意識しあうことは、アウトドア用品ならではな特性かなと思っています。
-真摯にものづくりに向き合っているか
作り手の方が遊び手であろうと、真摯にものづくりや、ユーザーであるお客様に向き合っていると思えない製品をお客様に手渡していくのは、僕ら自身も気分が良くないもの。
僕はモノを作るというのは不向きな性格ですが、それを真摯に行なってお客様が製品を利用いただいていることを喜んでいただける方々のモノを、お客様には手渡していきたいものです。
-品質
実際にフィールドで使えないというものは論外ですが、優れた品質でシーンに応じた最適なモノでなければなりません。
登山やハイキング・フライフィッシング・クライミングとアクティビティへの向き不向き、山・渓谷・平野部とフィールドに対する向き不向きと言うのを知って手渡していきたいもので、僕らは極力自分達が提案するアクティビティのフィールドで実使用を行いながら提案しています。
-循環
環境に対する配慮だけでなく、僕らが手にしたり、お客様にお渡しするものが企業の利益だけを追求したものであるか、素晴らしい循環のひとつとなっているか。
これはアウトドアを楽しむ方が最も強く感じられていることだと思いますが、自分達の購買がつながる先が素晴らしい循環へと繋がるのかというのは、僕らは店として考える必要があるものだと常々心がけています。
-価値・価格の安定性
そして近年ではさらに大切に考えるようになりましたが、市場でSALE商材のように扱われてしまうものは、お客様が手にした後に気持ちいいものではないことがあります。
多くのブランドの方々は価値や価格の安定性を大切に考えていますが、同様に僕ら販売の立場もお客様に製品をお渡しするにあたって、価値や価格の安定性を大切に考えるようにしています。
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こうした点を加味して、RIDGE MOUNTAIN GEARの製品を今はガッツリ使っていますが、Basicであることは様々なシーンで使える汎用性の高さや、トレンドに左右されない価値と、使う側にとっては色々な利点のあるものだと思います。
実際に最近はノンストレッチでも十分に動けるなと感じるようになりましたが、性能だけでない楽しみもあるブランドのひとつ。
もちろん自然の中で快適に歩いて楽しむお供として使える一本で、お試しいただければと思います。
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