フライフィッシングの楽しみ方 -Fly Fishing Tips for Beginners-

Fly Fishing Tips for Beginners

先日、ハイキングの楽しみ方についてWEBで紹介させていただきましたが、今回はハイキングに続いてフライフィッシング。
僕らの店では尾根を歩くこともあれば、渓谷で釣りをすることもあり、時にのんびり動物を観察したりと、気ままに色々な遊びを楽しまれる方が多くいらっしゃいます。
渓谷でのアクティビティに関心ない方も、少しその存在を知っていただければ幸いです。

前回、自然での遊びも多様化し、様々な遊びが存在すると書きましたが、もうひとつ付け加えるならどの遊びにおいての楽しみ方も多様化していると思います。
例えばフライフィッシングの楽しみにおいても、とにかく大きな魚が釣りたいという方がいる一方で、綺麗な景観の中でのんびり楽しみたいということが目的な方も。
海でも山でも楽しめるフライフィッシングですが、僕らは基本的に今は山の中の谷にいることがほとんどで、よく”山岳渓流”と呼ばれる場所でのんびりと釣りをしていまして、数ある山の遊びのひとつとしてフライフィッシングを楽しんでいます。
僕の場合は「こんな美しい景観が存在し、そんな景観の中で、こんなカッコいい人たちの遊びが存在したんだ」という驚きが、どハマりしたミーハーなきっかけです。

今回はマニアックな釣りの世界ではなく、そもそもフライフィッシングとは何ぞやという点や、楽しみたいという方が少しでも参考になるような入り口のポイントを紹介します。

Fly Fishing Tips for Beginners

Fly Fishing Tips for Beginners

フライフィッシング(Fly Fishing)とは、その名の通りフライ(毛鉤)というものを糸の先端につけて、フライラインという糸の操作を行って魚を釣ります。
映画”A River Runs Through it”をご存知の方は分かると思います。
釣りをしない方にとっては分からないことだと思いますが、渓谷での釣りにおいて九州の中でも宮崎県・熊本県はトップクラスに優れたフィールドがあるエリアだと僕は思っていまして、そんなフィールドを楽しみに遠方から毎年色々な方が遊びにお越しくださいます。

釣りにも人それぞれに色々な楽しみ方が存在しますが、僕らは釣りの楽しみはもちろん、渓谷は多くの野鳥や花、そして独特な景観が存在し、そんな場所での遊びということが好きで、僕個人的には最も長く楽しんでいる遊びな気がします。
基本的には「難しいことを考えずに、楽しめればOK」な感覚で、山も釣りも楽しんでいますが、楽しむには楽しむためのポイントが存在します。


一緒に行く人・教わる人

「これに尽きる」と言っても過言ではないかなと個人的には思います…
山も渓谷も、ほぼ「これに尽きる」と思っている感もありますが、フライフィッシングも同様で、それには色々な要因があります。

<道具の選定>
フライフィッシングは、道具の選定が初心者にとってはチンプンカンプンだと思います。
フライラインと呼ばれる糸の太さ、フライロッド・リール、それぞれの相性や、目的とするフィールドとの相性。
道具の販売をしている場所が少ないだけに、なおさら難しいし、さらには教える人の好みの問題もあったり…
僕は以前に始めようと思った時に、そもそもそれが面倒で始めるのが遅くなったほどです汗

<釣りの方法>
また、最初は誰かに教わるのが最も手っ取り早い上達方法だと思いますので、必然的に教えてくれる人が居た方が始めやすい。
魚の特性や知らない技法が色々と存在しますので、教えてくれる方の有無というのは、楽しむ上で重要なポイントです。

<安全性・場所の選定>
個人的にはこのポイントが大きいと思いますが、基本的に渓谷は危険です。
水の力は想定以上のもので、当然場所にもより危険度は異なりますが、増水・鉄砲水・落石・滑落・高巻き・転倒など、山の中でも谷には特有の危険が多く存在します。
また釣りに適した場所か否かと、教わる方の重要性はとても大きいものです。

<虫の種やフライタイイング>
フライフィッシングの魅力には、自身で毛鉤を巻くタイイングというものがあります。
教えてくれる方と出会うことで、季節に応じたフライの種やフライの巻き方・必要な道具などを覚えることが可能です。

<マナー>
山には山の、渓谷には渓谷の、釣りには釣りのマナーや暗黙のルールのようなものが存在しています。
遊びの時間でトラブルを起こさないよう、また不快な思いをしないようにマナーやルールを覚えながら楽しむことはとても大切です。

あとは、一緒に行く人・教わる人との相性の問題もあると思います。
山歩きを楽しむにも同じことが言えますが、ガッツリ釣りを覚えたい人、のんびりと気ままに釣りという世界に触れてみたい人、上達を考えたい人と、自分の希望している楽しみ方に一致するか、合わせてくれるかという相性の問題で楽しみ方も変わります。
もちろん僕らもお客様に同行させていただいたりと、皆様が楽しむサポートはさせていただいていますが、もっと奥深くフライフィッシングを探求したいというカテゃあ、まだまだ楽しみ方に長けたベテランの方もたくさん居ます。


必要な道具・装備の準備

一緒に行く人が見つかれば次に必要なのが道具の選定と準備。

  • フライロッド
  • リール
  • フライライン
  • 消耗品諸々
  • ウェア
  • シューズ

それぞれに渓谷でのアクティビティに必要なものを揃えていきますが、どの道具を選定するかは教えてくださる方の好みや指示による場合も多いため、独断で買って失敗するよりも、教わる方に相談しながら予算と照らし合わせて揃えていくことをお勧めします。

さらにフライ(毛鉤)を自分で作るとなると、必要な道具を揃える必要があります。
モノの種類や良し悪しを含めて、教わる方と相談しながら揃えていくことが一番だと思います。
僕らの店を介して始めるという方は、道具の選定などをご予算に応じて一緒に考えて決めていきます。


リスク対策

快適に楽しむためにも、リスク対策は早めに覚えておきたいものです。
単独行動は渓谷では慣れるまでの期間では避けるべきだと個人的には考えており、山奥の渓谷では基本的に携帯電話の電波はつながりません。
渓谷で発生しうるリスクなどを、同行いただく方などから教わりながら対策を怠らない習慣や知識を身につけましょう。


実践の繰り返し

ある程度の慣れが生まれたら、安全性が高くひとりで練習ができるポイントを覚えたいところです。
リスクなく練習を兼ねて楽しめるポイントを見つけて、ひたすら実践。
慣れてくればお客様自身で楽しめて、僕らの店にも「今日はどうだった」などと報告いただくことが増えてきます。
そこまで覚えたらあとは経験と共に面白さや知りたいことが増えて、生涯の趣味として楽しめると思います。


山の楽しみと同様に”Fly Fishing”という種の遊びも、千差万別な楽しみ方が存在します。
鱒・風景・渓谷の植生や動植物・自然・環境・のんびり・ガッツリなど、気分によって楽しみ方を変えることもあれば、自身の仕事や考え方によっても異なり、楽しむフィールドも生活圏に近いエリアから、山奥の深い谷まで様々。
歩くというシンプルな遊び同様に僕は”Fly Fishing”を始めとした釣りも、生涯を通して楽しめる趣味のひとつだと思います。

そして、山を歩く方同様に多くの素晴らしきベテランの方々が、様々な楽しみを実践されています。
近年では価格高騰により、一部道具においては予算的な障壁が山同様に高くなってはいますが、最高の趣味だと思います。

僕らで出来るアドバイスや、場所の選定、時に同行させていただいたりと、すでにたくさん活用いただいている方もいますが、是非「これから始めたい」という相談も店頭で気軽に相談ください。

素晴らしい時間を楽しめますように。

またその他の遊びの種についても紹介させていただきます。


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