Event Report : Lunch Walk for Ayu -鮎の名店への歩き旅(2025.6.15)
昨日は、「歩くことを暮らしの中に取り入れる」をテーマに、旬の鮎をもっと美味しく楽しもうという想いも込めて、日帰りの小さな歩き旅イベントを開催しました。朝、PORTALに集合していただき、店主がご案内するバードウォッチング参加の皆さまをお見送りした後、私たちは綾宮崎自転車道を歩いて、約17km先の川魚料理の名店「あゆのお宿 山水」さんを目指しました。
その道中の様子をご紹介します。
お天気に翻弄されながら

大淀川沿いの自転車道を目指す
梅雨時期の不安定な空模様。予報では午前中は曇り、帰り道に雨が降りそうな気配でしたが、集合した朝には思いがけず綺麗な青空が広がっていました。自己紹介に近況報告、それぞれの道具やウェアについてのおしゃべりも弾み、初対面の方とも自然と打ち解けながら、のんびりと歩き出します。

橋の上にて
気温と湿度は高めながらも、ほどよい風が吹き、予想していたより歩きやすいコンディション。とはいえ、日差しが出るとぐっと暑くなり、日傘の出番も増えていきます。

日が射すと日傘率up
日曜日の朝。田植えに勤しむ農家さん、牛舎で作業をされる方々、河川敷では社会人チームが野球やサッカーに興じる姿も見られ、そんな日常の風景を眺めながら、ゆったりと進みます。

農家さん、いつもありがとうございます
車であっという間に通り過ぎる場所も、自分の足で歩くとその広さや風景の変化がよく伝わります。
「国富町って広いね」なんて話していると、やがて見えてくる綾町の看板。ゴールは目前ですが、そのタイミングで空模様が一転、とうとう本降りの雨に。

とうとう雨が本降りに
雨降りのなかでも、参加された皆さまは日頃からアウトドアを楽しまれている方ばかり。びしょ濡れになりながらも賑やかに、目的地を目指します。ちょうどその頃、店主が森から店へ戻る途中、車道でばったりすれ違い、窓越しにエールをいただくという嬉しい偶然もありました。
いよいよ鮎ランチ
「綾北川」の看板が見えると、ゴールはすぐそこ。もし晴れていたら川で足を冷やしてクールダウンを…と考えていましたが、前日からの雨で川は増水。立ち寄るのは断念しました。

綾北川沿いを歩く
「あゆのお宿 山水」の青い看板が見えてきた瞬間、一同からは安堵の声。

「あゆのお宿 山水」
昼時でお忙しい中、女将さんが店先まで出てきて笑顔で迎えてくださり、その温かさにほっとひと息。軒先をお借りして、濡れた衣類やソックスを着替えさせていただき、いよいよお待ちかねの鮎の定食とご対面です。

立派な鮎の塩焼き・味噌焼き、新鮮な鮎の背ごし
この日のために自宅で鮎の食べ方を練習してきてくださった方が、きれいに身を外すコツをレクチャーしてくれたりと、自然と笑顔の輪が広がるランチタイム。
おかみさんが「若鮎の時期だけ楽しめる、骨ごと味わえる背ごしもぜひ」とおすすめしてくださった一皿も、八丁味噌との相性が抜群でとても美味しかったです。歩いて辿り着いたからこそ沁みる味。季節の恵みをたっぷりと楽しませていただきました。迎えてくださったおかみさん、スタッフの皆さま、本当にありがとうございました。
帰り道もそれぞれに楽しんで

帰りも雨足は強く…
イベントは「あゆのお宿 山水」さんで一旦解散。復路はバスでPORTALまで戻る予定だったため、バス停がある「綾町ほんものセンター」まで、さらに約3kmのハイキング。
おかみさんが「綾の野菜、美味しいから!」と教えてくれたとおり、ほんものセンターでは皆さんそれぞれにお買い物を満喫。新鮮な野菜や綾町特産のブランドポークなどを手に帰路につきました。

みなさま、お疲れ様でした!
帰りの荷物が行きよりも膨らんでいた方もちらほら。美味しい鮎と買い物、綾町の魅力をたっぷりと味わえた一日となりました。
「迎えてくれる人」の優しさに触れる小さな歩き旅
今回のイベントでは、旬の味覚を目的に歩いた一日でしたが、それ以上に、迎えてくれる方々の温かさに触れた一日でもありました。
地域を大切に思い、訪れる人を笑顔で迎えてくださる皆さまの存在が、その土地を支えています。そんな人とのつながりや地域の魅力に出会えるイベントを、これからも皆さまと一緒に楽しんでいけたら嬉しいです。
車や電車ならすぐの距離でも、歩くことで出会える風景や気づきがあります。靴の中までびしょ濡れになった帰り道も、みんなで笑いながら歩けたことが、とても嬉しい一日でした。
雨の中ご参加いただいた皆さま、そして「あゆのお宿 山水」の皆さま、
本当にありがとうございました。また鮎を頬張りに訪れたいと思います。
LINEで最新情報をお届け中
PORTALでは、商品入荷やイベント情報をLINEでも配信しています。
ぜひ友だち追加して、最新情報をご確認ください。
この記事へのコメントはありません。