先日の定休日、2日間は今シーズン初のテント泊で
大分県玖珠郡九重町から竹田市久住町の境界に位置する
くじゅう連山へ出かけてまいりました。
もともとソロでの計画でしたが
平日休みの2人のお客さまとスケジュールが合い
ありがたく賑やかに3人で楽しませていただきました。
今回の行程は牧ノ戸峠から長者原登山口への縦走
【1日目】牧ノ戸峠-沓掛山-久住山-中岳-北千里ヶ浜-法華院山荘テント場
【2日目】法華院山荘テント場-大船山-坊がつる-雨ヶ池越-長者原登山口
最後にテント泊の魅力を
お客さまにインタビューさせていただきましたので
共感だったり、これからテント泊を始めようとされている方の
後押しになると嬉しいです。
当日は長者原ビジターセンター前の駐車場に各々で集合。
1台の車に乗り合わせて牧ノ戸峠登山口からスタートです。
今は宮崎県の山の中でも新緑が美しい季節。
宮崎県から北側に位置するくじゅうも新緑真っ盛り。
緑が綺麗でたびたび足が止まります。
皆さまは「山が笑う」という言葉をご存知ですか?
今回、ご一緒したAさんが教えてくれた言葉で
昔、山歩きを楽しまれていたAさんのお母さまが
新緑の山を見てはいつも
「山が笑ってるわ」と言っていたそうで、
(調べると俳句の春の季語なんですね!)
山が春の花や新芽で全体的に明るく色づく
様子を表す言葉だそうです。
素敵な言葉! 良い言葉を知れました。
前日までの雨で大気中の塵が落ちたのか
雲ひとつなく快晴の青空
こんな日に一緒に歩けることに感謝です
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荷物をデポして、小屋からはサブザックを背負って
身軽にハイキング。
見晴らしの良い場所でランチにしようと
しっかり調理器具や昼食、おやつも背負いました。
久住山へ行くまでの間には
県外から来ている方々にも沢山お会いし
今回ご一緒のお客さまも知り合いに偶然会ったり
私は登山口で店のお客さまにお会いできたり…
山で会えるのって嬉しいです。
県外からの方とはお互いの地元のお勧めの山などの
情報交換をしたりと
いろんな山へ行ってみたくなるのと
こんなお天気に恵まれた日に九州の山や景色を
楽しまれているのがなんとなく誇らしく嬉しく思う瞬間です。
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久住山からの景色を楽しんだ後は
九州本土最高点のある中岳へ
ミヤマキリシマのシーズンには少し早く、
平日だったためかどの山頂でも貸切状態で空いていました。
中岳を下り、御池ちかくの池ノ小屋避難所付近で
お湯を沸かしてのんびりとランチを取りました。
再び、久住わかれに戻り縦走ザックを背負い
火星のような荒涼とした雰囲気の北千里ヶ浜を通り
法華院山荘横のテント場へ
夕食は各自、自分が食べたい物を持ち寄り
お喋りやお酒を楽しみながらワイワイと。
ちょっと嵩張る食材やお酒も、この瞬間のために!と
背負ってきた甲斐があるものです。
楽しい時間はあっという間に過ぎていき
明朝も早いので急いで就寝。
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ご来光を大船山から眺めようと
3:00am出発でテント場から大船山へ。
この日は前日のランチ休憩中にお会いした、
神戸市からの皆さまと一緒になり朝から(深夜から?)賑やかにスタート。
日の出時刻と山頂到着のタイミングが合わなさそうだったので
通りすがりにご親切に教えていただいた
9合目あたりの展望スペースからご来光を待つことにしました。
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大船山の9合目付近はイワカガミの大群落地
こんなに沢山のイワカガミが群生しているのを見たのは初めてです。
日の出をみんなで見届けて、大船山の山頂へ。
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大船山を下り、テント場に戻って
テントやシュラフを日干ししつつ
温かい珈琲を飲んで下山の準備。
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テント泊だとご来光登山へのアプローチも近かったりするので
こういった余裕のある時間を過ごせるのが気持ちが良いです。
名残り惜しくも長者原に向けて下山
今日も山が笑ってます。
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もともとの計画(ソロ)では
牧ノ戸⇔長者原間のバス利用での縦走か(バス時間を気にしなくてはいけない)
長者原からのピストンを予定していましたが
車を一方の駐車場にデポしておいたので
スムーズに縦走することができ、
初見の山のナイトハイクは危険なので
一人だったらきっと大船山もご来光の時間に合わせては
行ってはいなかったので
くじゅうを数回歩かれているお二人のお陰で歩けた行程でした。
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なによりお二人の、山で過ごす時間や楽しみ方や嬉しさが伝わり
素敵な景色も共有できて、嬉しかったです。
本当にありがとうございました!
また、ランチや夕食の席でもお会いし
朝の大船山をご一緒した兵庫県神戸市のアウトドアショップ
HEIMAT BERG (ハイマートベルク) スタッフさんとお客さま
楽しい時間をありがとうございます。
また九州の山を楽しみにいらしてくださいね。
山を楽しむお二人に
「テント泊の魅力とはなんぞや?」と尋ねてみました。
Aさん
・一番はsunset & Sunriseを山から望めるところ!
・同じくテント泊される方々と一緒に盛り上がったり、時には繋がったりできること。
・なにより山でお酒が飲める (二日酔い要注意!!)
・「山中泊をいかに楽しむか=荷物の量」を考えることも面白い(食事を充実させる/本を持っていくなど)
・毎回、荷物の量は反省点が多いけど、そこが次回の楽しみに繋がるので、山中泊はやめられません!
Yさん
・普段、見れない時間帯の山の景色が観れること
・日帰りでは行けないピークやルートを歩ける
・食事、珈琲、お酒、全てが何倍も美味しく感じる
・普段の生活の便利さや有り難みがわかる
・衣食住を全部、ザックに詰め込んで家出みたいで準備もワクワクする
そうそう!と共感することなども沢山あります。
私もテント泊の魅力はお二人とだいたい一緒です。
Yさんの言葉のように、
普段、私たちが寝ているような時間帯に
山の中ではこんな素晴らしい景色が広がっているんだ!
と、日帰りでは見られない景色が楽しめるのも
山中泊ならではの魅力。
また、衣食住をひとつのバックパックに詰めて
旅するように山の中を移動するという行為も好きです。
皆さまはいかがでしょうか?
これからテント泊を始めようとお考えの方、
今、お持ちの装備の見直しをしたい方、
お気軽にご相談ください。
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