宮崎県での薪ストーブライフ

次の冬に向けて、薪ストーブを自宅に置こうと考えられている方から
薪ストーブについて書いてほしいとお願いをいただきました。

アウトドアを楽しんでいたり、
田舎暮らしを満喫しようとしている方にとって、薪ストーブは少し憧れの存在。

だけど、実際に役に立つのか。
意外と使っている方と知り合う機会も多くはなく「利用者の声」というものは、聞きにくいかもしれません。

僕個人的には、楽しければいいかなと思っていますが、それでは答えにならないので少しだけ。
アウトドアのアクティビティとは直接関係ありませんが、お役に立てば幸いです。


薪ストーブは宮崎県で役に立つのか

温暖な気候の宮崎県で暖房としての薪ストーブは必要なのかとなると、必要な期間はとても少ないと思います。

もちろんヒーターを入れずに、薪ストーブで暖を取るというのはできますが
寒い地域と比較した場合、使用する期間や薪の使用量はとても少ないはずです。

どちらかというと、憧れの道具だったり嗜好品としての役割の方が大きいのだろうなと感じます。

実際に使用する期間は、3-4ヶ月程度。

なかには「使わずにも居れるけど、せっかくだから」という理由で使うときもあるくらいです。

掃除も面倒だったり、エアコンの方が速攻で暖まったりという点もあるので
薪ストーブで暖を取る事や、火を眺めて楽しむことなど、
薪ストーブ自体を楽しむことの方が魅力が大きいかと思います。

それでも、アウトドアが好きであれば
やっぱり自宅に薪ストーブがあって、火を眺めながらというのは楽しいもの。

そう思って楽しんだり、くつろいだりする道具としては、とても最高な道具だと思います。


薪ストーブの経済的な効果は

薪ストーブに火を入れていれば、家中がとても暖かくなるので、ヒーターを入れることはまずありません。

なので冬のエアコン代はまったく動かすことすらないので、0円です。

だけど、宮崎県は夏が暑い…

そのため、エアコンが家にないということは、多くの場合ないと思います。

夏は扇風機で、冬は暖を取りたいという事であればエアコン代自体がかかりませんが、
夏にクーラーを使う方であれば、そもそもエアコンを買わないということはないと思いますので、
節約になるのは冬のヒーター代のみです。

ただし、薪ストーブ自体が結構いい値段だと思いますので、経済的にメリットがあるかというと、なかなか難しいところがあるかもしれませんね。

一軒家の場合、数台のエアコンがあると思いますが、冬はすべて入れなくても家中が暖まります。
(これは家の構造にもよると思いますが)

ヒーターを全く使わないことで節約できる電気代と、薪ストーブ代金を比較した場合、ショックを受けそうで計算できません…


薪ストーブは家の中が乾燥する?

薪ストーブは乾燥すると言われますが、実際にどうなのかというと。

「とても」乾燥します。

例えば、今現在で自宅の湿度は約60%ですが、薪ストーブを使用している期間は下手したら30%未満のこともあります。

平均しても30%くらいにいつもなっていました。

そのため、結局濡れたタオルを室内で干していたり、加湿器付きの空気清浄器を使っています。

そうなると、経済的には加湿対策も必要で。。。などとなってしまいます。

乾燥が気になる方は、乾燥の対策はされた方がいいかもしれません。


薪集めと薪割りについて

薪集めと薪割りについては「もらう」と「買う」では大きく異なります。

購入する場合は、おそらく宮崎県で薪を買おうとすると軽トラ1台で7,000円から10,000円くらいはすると思います。

それで1シーズンは持ちませんので、2台分程度は必要になるかもしれません。

僕は知人や林業をされている友人の方からいただいていますので、この点は助かっています。

今シーズンはもらいきれなかったので、よかったら一緒にもらいにいって一緒に薪を割りましょう(笑)

チェンソーで木を切ったり、薪を割ったりは正直大変です。

楽しいと思えれば問題ないと思いますが、面倒だと思ってしまうようであればかなり大変だと思います。

一日作業です。

冬の薪割りは一気に体が暖まります

冬の薪割りは一気に体が暖まります

 


薪が自宅にあるとキャンプにも役に立つ

キャンプ等をされる方であれば、自宅に薪があるのは何かと役に立ちます。

と言っても、キャンプで使用する程度であれば、そんなに高い買い物ではありませんが

自宅に薪がストックされているので、そのまま必要な量を車に詰め込めば大丈夫です。


薪ストーブは楽しめれば問題なし

あまりポジティブな点が目立たないような内容になってしまいましたが、薪ストーブを宮崎県で使用する場合、自分が好きか嫌いか、楽しめるか否かが大きなポイントではないでしょうか。

僕の場合は家に人を招くことも多くないので、薪ストーブを囲んで談話するということもありませんが、それでも良い時間だと思います。

芋をアルミに包んで放り投げておくだけで、焼き芋はできますし、何より薪割りをしていると近所の方と色んな話をします。

僕の家の周りには、薪ストーブのある家や薪で風呂を沸かしている家もまだあるので
夕暮れ時になれば近所の家の煙突からも煙が上がり、なんだかのどかな田舎の風景という感じです。

改めて書いてみると、あまりポジティブな点が目立ちませんが
僕の友人で薪ストーブを使用している方も、みんな満足しているようです。

自宅にあると楽しそうだなと思えれば、全然ありだと思います。
必然的に家に帰るのが早くなります。

今年の冬は一緒に薪割りでもいかがでしょうか?

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