RawLow Mountain Works “Rascal” | 日帰りから縦走までオールシーズン対応、容量可変のバックパック

昨年発売され、製品化するまで約1年半のフィールドテストを費やした、RawLow Mountain Worksこだわりの最大容量のバックパック”Rascal”。 約45Lオーバーのテント泊縦走を想定して設計されたモデルですが、日帰りにもぴったりな容量可変のできるRascalのご紹介です。

RawLow Mountain Works “Rascal”


Rascalはロールトップ仕様で、2サイズ展開。S/M : 35L〜最大45L、M/L : 37L〜最大48Lと、容量の大幅な可変が可能なバックパックです。30L台というと、温暖なシーズンでは大きいかもしれませんが、食料等を余分に持って行きたい時や仲間やパートナーの荷物を自分が持つというような山行では、頼りになる容量。また、防寒着などが嵩張る秋冬シーズンには重宝する容量となります。

開口部までいっぱいに荷物を入れると約45Lの大容量バックパックに可変可能です。大幅に可変できるので、ライトなテント泊から小屋泊などにも最適なサイズ感となります。

開口部は止水ファスナー仕様になっているので、ファスナーが閉まればマックスの状態でトップ部分までパッキングが可能です。

大容量のアウトポケットとパッキングのしやすさ

パッキングのしやすさとアウトポケットの使い勝手の良さもRascalの拘りの設計であり、摩耗や突き刺しにも強い素材のフロントの大型ストレッチメッシュポケットは深さがありますが、大きくマチも取ってあるため、クライミングヘルメットの収納も可能です。また、メッシュ素材で通気性に優れているため、濡れたレインウェアやフライシートなどの収納にも適しており、底部には水抜き用のドレインホールも設けられています。

ポケット底部にはドレインホール

 

メインの荷室に荷物を詰め込むと、アウトポケットが圧迫されてポケットに入れた物の取り出しに手間取ることがありますが、フロントの小物入れ用ポケットは、フルパッキング時に取り出しやすいよう、浅めの仕様になっています。

フロントの小物入れ浅型ファスナーポケット

 

左右に設置されたサイドポケットには1Lのボトル1本、500mlくらいのボトルなら2本一緒に入る大容量。ソロテントなども十分入る大きさです。

大容量のサイドポケット

 

メイン荷室内部にはコンプレッションベルトが配され、圧縮することで荷物を抑えることや、縦方向に背面側に引き寄せることで荷物の加重が背中側になり、荷重分散にも繋がります。

内部コンプレッションベルト

安定感のある背負い心地

テント泊縦走を想定して設計されたRascalは、基本的には肩加重のバックパックですが、極力重量が分散されるようなハーネスデザインを採用しています。背面は横幅が広めの設計、適度に堅さがあるワイドパットを採用と、従来のRawLow Mounatain Worksのバックパックよりもガッチリとした背負い心地となっていますが、軽さと堅牢性の絶妙なバランスは従来どおり。

ウエストハーネスの調整・着脱部分

 

ウエストハーネスは着脱可能である他、ユーザーの身長などに合わせて3段階にウエストハーネスの高さを調整することが可能です。

 

容量の大きいバックパックはつい、荷物が嵩みがちですが、腰加重の必要性が出てくる山行やユーザーの体型に合わせて、別売りのRascal専用のウエストハーネスを追加することで、より快適に背負えるようカスタム可能です。

RawLow Mountain Works “Rascal Waist Harness Kit”

 

Rascal本体との接続は2個のスリッククリップを使用し、簡単に着脱可能。本体側の3カ所のループを使用することでハーネスの上下位置調整が可能ですので、様々な体型の方に合わせることができます。

ハーネス接続部

 

容量35L-45Lのバックパックは、なかなか出番がないと思われるかもしれませんが、Rascalは容量の可変が自在で、再度のコンプレッションや荷物の量に合わせてロールトップを調整することで、いちばん小さい容量にまとめても、しなやかな素材とデザインからか、見た目がさほど大きく仰々しさを感じさせません。普段、荷物を多めに持つ方や、年間通してオールマイティに使えるバックパックをお求めの方、ライトな山中泊を楽しまれている方など幅広くお勧めのバックパックです。

 

 


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