Event Report : A Morning with the Birds (2025.6.15)
本日(2025年6月15日)は、個人的にも大好きな「観察」をテーマにしたイベントを開催しました。
ちょうど同じ頃、スタッフは綾町へ”あゆ料理”を楽しむ歩き旅へ。それぞれが思い思いのスタイルで自然を満喫する中、僕はお客様とともに、野鳥を探しに静かな森を歩いてまいりました。
今回は、そのレポートをお届けします。
Observation(観察)という楽しみ
アウトドアというと「動く」「登る」など、体を動かすことを想像される方が多いと思います。でも”観察”というのも、自然の中で味わえるとても豊かな楽しみのひとつ。
山頂の風景や麓の暮らし、岩や地質、季節の花々や野生動物に、渓流の魚たち。じっと見つめることで感じられる自然の姿は、どれも奥深く、飽きることがありません。
山を「登る対象」として捉えるのではなく、興味の対象として見ると、そこには無限の楽しみが広がっています。
花が好きな方も、動物や昆虫が好きな方も、それぞれの観察が新たな発見をくれるはずです。
今回は、そんな観察の楽しみを「野鳥」に絞って楽しむイベント。特に体力を使うわけでもなく、ただ静かに森に身を置き、さえずりを聴きながらじっと待つ。山を登りたい気分じゃない日にもぴったりな、気軽だけど奥深い楽しみです。
いざ森へ

いざ森へ
まずは簡単な自己紹介と、楽しみ方について少しだけレクチャー。
その後は鳥の声に耳を澄ませながら、ゆっくりと森を歩きます。
オオルリ、サンコウチョウ、シジュウカラ、ヤマガラ、アオゲラ、サンショウクイ、エナガ…鳴き声は聞こえるけれど、姿はなかなか見えず。
それでも、最初はただ「鳥の声」だった音が、「あ、これはオオルリだ」と個別に聞き分けられるようになってくると、不思議と楽しくなってきます。
渡り鳥の声を通じて、季節の移ろいを感じられるようになるのも、観察の奥深いところ。
森を歩く時間が、より豊かなものに変わっていきます。
それぞれ自由気ままに
少しみんなで歩いたあとは、自由時間。行動範囲だけ決めて、あとは各自、思い思いのスタイルで野鳥を探します。

ジッと待つ人

森と同化する人
「静かに待っていた方がいいのか」「さえずりに近づいてみようか」「目立たない服装がいいのか」――そんな風に自然と頭が働きはじめるのも、この楽しみの面白さです。
照葉樹の森は葉が生い茂り、野鳥の姿を見つけるのはなかなか至難の業。
やっと見つけたと思っても、双眼鏡を構える前に飛び立ってしまう…。そんな繰り返しの中で、皆さん少しずつコツを掴みはじめ、「たぶんシジュウカラ?」「あれ、オオルリかも」と、徐々に野鳥の姿が見えるように。
慣れてきたころに時間が尽き、「午前中だけじゃ足りないですね」との声もちらほら。

ヤマガラ
僕もかろうじて撮れたのは、顔の切れたヤマガラだけ…。この日はシジュウカラ、オオルリ、ヒヨドリ、エナガ、アオゲラなどを目視できましたが、カメラに収めるのはなかなか難しいものです。
小さな静けさの中にある楽しみ
あっという間の時間でしたが、「じっと待つ」というのは、実はとても豊かなアウトドアの楽しみ。
体力に自信がない方や、暑くて登山はちょっと…という時にも、早朝の静かな森で過ごす時間は格別です。
「個別でも案内してもらえますか?」というお声もいただきますが、僕のスケジュールが合えば、もちろん大歓迎です。一か八かの野鳥探し、ご一緒しましょう。
早朝からご参加くださった皆さま、本当にありがとうございました。
少し野鳥のご紹介
少しだけ、こんな野鳥が見れるなご紹介も。
写真は上手じゃないので悪しからず。

オオルリ

ヒヨドリ

キセキレイ

イカル
また、自然の中での小さな発見を楽しみに出かけたいと思います。
「いやぁ、集中したなぁ…」という声も聞こえた、素敵な朝でした。
Observation(観察)――地味ですが、本当に面白いアウトドアの楽しみです。
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