春の新緑や花のピンク、夏の深い緑の森や、秋の紅葉、そして冬の雪景色と、山に出かけた時に色彩を感じて楽しむ方は非常に多いと思います。
僕らも山に出かけた際に「綺麗な色だなぁ」と色々なものを見つけては楽しむことが多いのですが、スタッフはよく「赤い谷」だとか「黒い谷」だとか、渓谷を色で覚えています。
赤だとか緑と言っても、自然の色には奥行きがあり、見ていて飽きないと同時に探して楽しいものですが、今回はなんとなく緑を集めてみました。
山に出かけるというのは単に「何座登った」であるとか「何分で登れた」だとか、そういうものだけが楽しみではなく、のんびりと色々なものに目を向けて「美しいなぁ」と感動することは、僕にとって非常に好きな時間です。
何年も出かけていると徐々に四季折々の色や、エリア独特の色味というのが分かってくるのもまた面白いもので、今回は夏に色んな場所で見かけた緑を載せてみます。
山や山間部で遊び始めたばかりの方も、少し遊びの視野が広がるような、そんな役に立てば嬉しいなと思います。
これは高千穂峰の天孫降臨コースで眺めたヤマアジサイ。夏の深い緑の中で淡いブルーの花が際立って美しい夏の色です。
スタッフが”黒い谷”と呼ぶ原生林の中の源流域。あまり光の差し込まない原生林の中ですが、夏の緑を楽しみながら遡行できる谷。
上の写真は奥深い谷に降りて朝陽が差し込んでくる時間。個人的に好きな時間ですが、深い谷の底が徐々に明るくなって緑が鮮やかになる瞬間。
釣りをしていると厄介な蜘蛛の巣も、少し綺麗だなと感じる時間です。
夏はくっきりとした深い緑に花が咲く季節。
一面に真っ白になるほどに咲くヤマボウシも好きですが、個人的にはポツポツと緑に白が浮かぶ程度の具合が好きな頃合いです。
思わず「暑っ」と言いたくなりますが、夏の山も新緑が過ぎて深い緑へと変わる季節。
秋冬には葉が落ちて一面茶色の山が、濃い緑になっている季節で、濃い緑が楽しめる山の風景になります。
生き物を見ても、アマガエルやミヤマカワトンボ、さらにはタマムシやセンチコガネの緑と、緑の生き物も目立ちます。
こんな生き物を眺めながら、不思議だなぁと生態を調べたりするのもまた興味深い時間です。
さらに野鳥まで含めると、まだまだ幾らでも書けますが、お客様にもカメラをお持ちの方も多いですし、スマホでも綺麗な写真が撮れるご時世。
綺麗な風景を探しに出かけて、振り返ってみるのもきっと面白い遊びだと思いますので、是非山遊びを始めたばかりの方も、慣れた方も少し視点を変えて色々なものを眺めて楽しんでみてはいかがでしょう。
「夏は暑いから」と敬遠する方も一部にはいますが、夏は夏の風景と色があると思えば、また興味のポイントが変わると思います。
せっかく買った山の道具、是非ガッツリ使って、色んな風景を楽しんでください。
皆様の好きな色や風景の話も、いつでも楽しみにお待ちしています。
また折りを見て別の色でも…笑
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