僕がお客様と渓谷に出かける際
よく御神酒を持って行って
お客様と一緒に山神様へ手を合わせます。
今回は少し
そんな習慣の由来のご紹介を。
「そんな風習があるんですね」と
お客様によく言われますが
この習慣を教わったのは
10年以上前の話でありまして
クライマーの方々から教わった習慣です。
沢登りに出かけた際に
自然の力は怖いから、みんなが怪我の無いよう安全に楽しめるように。そして自然にお邪魔するお礼と敬意も兼ねて、山神様へ安全祈願をするんだよ
と教わり
御神酒を捧げて
みんなで手を合わせるように教わったのが始まりで
そうして登攀を楽しんでいく訳です。
当時はまだ
アウトドア業界に入っておらず
会社勤めをしながら自然遊びを楽しんで
そうした風習に触れながら
とても素敵な文化だなと感じたのを
ふと思い出します。
・
沢登りを楽しむ方は
沢と呼び
渓流釣りを楽しむ方は
渓と呼ぶ場所
僕はいずれの方々も好きで
どちらでもなく単純に渓谷と呼ぶ谷筋。
登攀を繰り返しながら出てくる絶景に
「宮崎にこんな素敵な場所があるなんて知らんじゃったやろ」と
感動しまくる僕に
熱く語ってくれるクライマーの方々。
本当にカッコよくて
心底素敵だなと思いつつ遡行しておりました。
そしてクライマーの方々が
口を揃えて仰るのが沢の危険性。
沢での遊びは本当に危険で、自然や水の力をなめてはいかん。
常に自然に敬意を払いながら、十二分に安全に配慮して無理をせずに楽しむこと。
今でこそ
登攀的な遊びをあまりしなくなりましたが
やっぱり今でも渓谷には危険が沢山だと
常々忘れないようにしています。
“山神様”に手を合わせるのは
今でも習慣となっており
そんな経緯を持って楽しむことは
安全のみでなく
綺麗にしておこうという気持ちであったり
様々な気持ちを覚えると共に
渓谷に入って改めて
「安全に楽しみましょう」とお互いに思うのは
改めて大切だなと時折感じます。
・
そんなことから
お客様と渓谷を歩く際には定期的に
御神酒を捧げて安全祈願をしますが
皆様と安全に楽しめますようにと
そんな願いを持ちつつ
僕に素敵な自然の姿や
自然への向き合い方を教わった
クライマーの方々への敬意なのでもあります。
釣りを楽しむ方
山歩きを楽しむ方と
お蔭様で色々な方が様々な遊びを
山や山間部で楽しまれるようになりましたが
怪我なく美しいフィールドを維持できますよう
皆様も自然への敬意、フィールドを開拓された
大先輩方への敬意を持って
安全・快適に楽しんでまいりましょう。
御神酒を捧げる時に
よくお客様に言われるので
改めてご紹介させていただきました。
安全第一で美しい風景を楽しみましょう。
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