春になり、花や新緑の季節。
気候も穏やかで歩きやすく
山を歩く方も、渓谷で釣りを楽しむ方も
非常に多くなる季節となりました。
山川海と様々な自然を楽しめる宮崎県で
もっと身近に沢山の方に
自然を楽しんでいただきたいなと思う一方で
いずれのフィールドも自然の中で遊ぶにはリスクも存在します。
今回は約1年間の間に発生し
新聞に掲載された
宮崎県や県境での山岳遭難事故を
少しお知らせすると共に
改めて皆様に安全に楽しむことを
広めていただければと思っての更新です。
ご協力いただきました
宮崎県山岳連盟様、本当にありがとうございます。
エリア別
延岡市:6件
宮崎市:5件
児湯郡:4件
西臼杵郡:1件
東臼杵郡:1件
東諸県郡:1件
延岡市は大崩山など
険しさや道の分かりづらい山があり
花崗岩帯の山は険しい箇所が多く
宮崎市では双石山など
複数のコースが存在する山や
多くの方が気軽に訪れる場所が多く存在します。
人が多くなると必然的に事故の発生件数も
当然ですが増加してしまいます。
遭難種別
道迷い:11件
滑落:5件
怪我:2件
原因が曖昧なものもあるため
正確ではありませんが
圧倒的に多いのは道迷い。
また滑落事故なども増大傾向にあると言われ
発生した場合に大きな事故に繋がるリスクが高いです。
また、残念ながら
約5件中1件の割合で死亡事故となっています。
年代別
30代:1件
40代:1件
50代:4件
60代:5件
70代:7件
基本的に高齢の方の事故が目立ちますが
比較的若い方でも事故が発生しています。
安全なアウトドアを
あくまで新聞に掲載されたものから
状況を考えたもので
ヒヤリハットの数や、怪我の数を見ると
まだまだ多くの事故や怪我が発生しています。
という僕も昨年は骨折してしまいまして…汗
・
自然の中で遊ぶことは少なからず
事故のリスクが存在しており
昨年は大きな台風が宮崎を襲っただけに
地盤の緩みなどは多く存在し
雨の後の土砂崩れなどもリスクが高くなります。
事故を起こさないためには
様々な準備などを怠らずに
リスク回避をしながら
事故が起きた際に早く発見されるような
準備も必要です。
事故のリスク回避
近年では、スマホの地図アプリのお陰で
道迷いが減った一方で
経験の少ない方が険しい山に出かけて
遭難事故を起こすというケースも目立つと言われています。
事故のリスクはしっかりと学びながら
安全にアウトドアを楽しみましょう。
少しそんな一部のリスク回避をご紹介させていただきます。
装備品の確認
応急救護セットや装備品はしっかりと
事前に準備して携帯しておきましょう。
装備品を確認したり、安全の意識を持つだけでも
事故のリスクは軽減します。
登山届の提出
目的地の警察に事前に登山届を
しっかりと提出し
家族や友人に出かける先をしっかりと
伝えておきましょう。
PCやスマホから簡単に登山届は提出できます。
単独行を避ける
独りで自由気ままに歩くのは快適ですが
単独行は事故のリスクも高まり
発見も遅れてしまいます。
慣れた場所を気軽に歩くのも良いものですが
極力単独行は避けて楽しみましょう。
危険箇所の察知
例えば渓谷であれば、崖の下
山であれば崖の上や崖下
こうした場所では落石などのリスクが存在します。
雨天時、増水時、季節、岩場
天候や季節、地形によって発生する
危険箇所をしっかりと察知して行動しましょう。
ガイドやベテランに依頼
観光名所や難所ではガイドさんも存在しています。
ガイドと山を歩くのは
危険察知や学習だけでなく、面白さの発見や
名所をしっかりと見れるという楽しみにも繋がります。
不安な山などは
ガイドさんを探して一緒に楽しみましょう。
リスク回避については
挙げればキリがありませんが
楽しむためのポイントのみでなく
しっかりと安全についても考えて楽しむのは
アウトドアを楽しむ上で必要不可欠です。
定期的に店のWEBサイトでも
安全管理などをご紹介するよう努めていますが
もう少し細かにご案内できるように
試行錯誤してまいります。
これから気候も良くなり
快適に楽しめる季節となりますが
改めて安全を意識して、皆様が安全・快適に楽しめますよう願っております。
不安なことなどは、店頭でも気軽にご相談ください。
宮崎山岳連盟様
情報のご提供、誠にありがとうございました。
WEBサイトの更新情報や
商品の入荷情報はLINEからも
お届けしております。
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