宮崎県のハイキング・フライフィッシングのお店

山歩きを始めたばかりの方、これから始めようという方に「トレッキングポールは必要ですか？」とよく質問をいただきます。
トレッキングポールの使い方や用途としては、一般的に思い浮かべるのは”きつい時のサポート”・”足や膝の負荷軽減”というものが多いかと思いますが、スピードを出したい時・重い荷物を持ち運ぶ時・中長距離のコースを快適に楽しみたい時、またはシェルター(テント)に用いて使用するなど、あると非常に便利な道具のひとつです。

もうひとつ、トレッキングポールの役割としては怪我をした際のサポートとしても役立つアイテムで「いつも持参する必要があるか」と言えば、僕も持っていないことが多いですが、捻挫などによって歩行が困難な時や、お客様や同行者に貸すなど、案内を生業とする方は非常時やサポートとしても携帯している道具です。

今回は当店でラインナップしているBLACK DIAMOND社のポールと定番モデル2つの紹介。

BLACK DIAMOND “Distance Carbon FLZ”

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BLACK DIAMOND社と言えば、クライミング・バリエーションルート・ハイキングなど、山岳エリアにおいての様々な行動をサポートする道具や衣類を製造するアメリカのブランドで、細かなブランドの紹介は省略しますが、山での様々なアクティビティにおいて高い信頼性を持つブランドのひとつ。
日本では非常に高い信頼性を持つロストアローという企業が輸入代理店を務めるブランドです。

ロストアロー社を介して国内市場で販売されているブランドは、BLACK DIAMOND,OSPREY,SCARPA,SEA TO SUMMITなどをはじめ、山の案内やサポートが行える専門店を介してお客様に販売が行われており、ある種専門店の証とも言えるブランドのひとつです。

ロストアロー社では、販売のみならず修理などのサポート体制までをしっかりと行うことで、アウトドアのアクティビティを楽しむ方々をサポートするという非常に優れた体制が整えられており、僕らの店でトレッキングポールをBLACK DIAMOND1社にしているのは、そうしたブランドと代理店の信頼性があってという背景があります。
なお”ロストアローが修理できなければ、なかなか修理が難しいだろう”と、それほどの体制を整えているのは道具の利用者にとっては本当にありがたいことで、ご利用いただく皆さまにも、是非そうした背景を含めて知っていただきたいなという点でしたので、紹介させていただきました。

本題のトレッキングポールにつきまして、僕らの店では南九州の山域で使いやすい携帯性を考えて選定していますが、材質についてはアルミとカーボンの2種類をラインナップしています。

BLACK DIAMOND “Distance FLZ(アルミ)”

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どんなシーンで、どんな目的で使用するかによって適切な材質(カーボンかアルミ)というのは異なりますが、超大雑把に言えばサポート目的や疲労時・同行者の補助などを考えるとアルミポールを選び、軽量・スピードなどを考えた場合はカーボンのポールを選ぶことが最適だと思います。

それぞれの目的や特徴としては、以下のようなイメージです。

＜アルミポール＞
カーボン製と比較し強度が高く、不意な転倒や荷重に対して破損のリスクが少ない。そのためポールの破損が重大な事故などに繋がることを避けてアルミを選ぶ。
初心者や体力に自信がない方のサポート目的ではアルミを使用することが安心です。

＜カーボンポール＞
適度に慣れている方で、サポートを目的とするよりもスピードを出すためなどにポールを使用することがメイン。
行動時間を短縮しなければならない時をはじめ、軽量化・スピードなどを目的で使用する場合はカーボン製が軽量で使いやすいです。
※カーボンポールはアルミ合金製のポールと比較し強度が低くなります。激しい力が加わったりポールの傷などが破損に繋がるリスクがあります。

中距離なコースにてポールを使いながら

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実際の重量を見ますと、一般的な男性が使用するサイズでカーボン(352g)、アルミ(420g)となっており、アルミ製のポールが”重い”という重量ではなく、サポート目的の方には非常にバランスの良いモデルです。
反面、軽量化を重視した場合双方のポールの重量さは70g強となりますので、この差をどのように捉えるかは人それぞれだと思います。

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店頭でラインナップしているのはいずれも三つ折りでコンパクトに畳めるものにしていますので、パックのドリンクポケットに携帯しておいて必要な際に使用するということが可能です。
そのため、案内機会の多い方にもお客様のサポートとして携帯いただいているケースの多いアイテム。

徐々に秋に楽しむコースを探し始めている声も増えてきましたが、中長距離の行動・テント泊や縦走のお供・膝の痛みの軽減・疲労軽減・同行者のサポートなどに正しく活用いただければ幸いです。