【HIKING REPORT】九州自然歩道 | 霧島山麓(霧島神宮-高千穂峰-高原駅)

今週の定休日は”九州自然歩道”の1区間を歩こうと霧島山麓へと出かけてまいりました。
今回歩いたコースは元々”九州自然歩道”のMapBookを取り扱うことになる前に、お客様から”楽しかったコース”として、霧島神宮から高千穂峰を経由して高原駅までのコースを伺っており、偶然にもその区間に鹿児島県と宮崎県の九州自然歩道があるため、せっかくだから「その区間の九州自然歩道を歩いてみよう」という流れで出かけてまいりました。

このページでは先日のレポートとして、霧島神宮からの内容となりますが”九州自然歩道”の宮崎県の区間としては高千穂峰から高原駅の区間となりますので、その区間についてはコース概要のページにまとめさせていただきました。

このページは霧島神宮から高千穂峰を経由して高原駅までの30km強の区間のレポートとなりますが、同じコースを楽しむ際の注意事項などを簡単に。

<歩行距離>
途中で高千穂峰を登りますが、山を含めて30km強のコースとなりますので比較的山歩きに慣れた方向けのコースです。
<トイレ>
事前にMapBookでトイレの場所を確認しておきましょう
<道迷い>
山も車道も歩きます。しっかりとMapBookを見ながら常に現在位置を把握しましょう。地図読みが不安な方はGPSアプリなどを併用して現在位置を常に把握しましょう。
<モバイルバッテリ>
スマホで現在位置を確認する方は、充電切れを起こさないようモバイルバッテリなどを携帯しておきましょう。
<事前申請が必要な区間有り>
今回歩いた霧島神宮から高千穂河原までの区間では、霧島神宮への通行許可が必要な区間があります。
※霧島神宮からの”御嶽道”は残念ながらマナーの悪い通行者のゴミ問題などにより事前申請が必要となりました。マナーを守ってアウトドアを楽しみましょう。

Map Bookは店頭で取扱していますので、九州自然歩道を歩いて楽しむ方は準備ください。


今回のコース

今回のコース

JRの霧島神宮駅をスタートし、霧島神宮を経由して高千穂河原に到着したら、高千穂河原から高千穂峰山頂へ登ります。
高千穂峰山頂からは霧島東神社へと下山し、そこから高原駅までの道のりを歩いて終了というコースで今回は歩きました。

早朝はJR宮崎駅から特急電車に乗り霧島神宮駅へ。
霧島神宮駅周辺は飲食店や素敵な店も多く、高原駅から歩いて霧島神宮駅をゴールにすると食事などのご褒美も楽しむことができます。

霧島神宮駅

霧島神宮駅

非常に良い雰囲気な”霧島神宮駅”を出発し、車道を歩きながら霧島神宮へ向かいます。

霧島神宮麓の風景

霧島神宮麓の風景

霧島神宮駅から霧島神宮へ向かう道では、遠くに霧島連山を眺めることができ、その山から流れてくる川を見ながら歩きます。
歩くのは車道ですが、霧島山と生活が密接した空気を感じる良い風景な道。
そして途中からは遠くに”高千穂峰”が見えるようになり「これからあそこを登って反対側に降りるのか」と思うと…という距離です。

そして延々と車道を歩いて霧島神宮へ。

霧島神宮

霧島神宮

清らかな空気の中、参拝に歩く方々の横をバックパックを背負って境内まで。今日の安全と、密かに商売繁盛もお願いしつつ…ここから高千穂河原へと向かいます。
なお、今回は”御嶽道”という道を歩いて高千穂河原へと向かいますが、この道を歩くには現在は霧島神宮への申請が必要です。
以前は申請などは必要ありませんでしたが、残念なことに神聖な道であるにも関わらずゴミを捨てる方などが目立つようになったことで事前申請が必要になったと伺いましたが、自然の中を歩いて楽しむにあたって、道を荒らさない・ゴミを捨てない・マナーを守ってなど、最低限守るべきマナーはしっかりと守って楽しみたいものです。

そのため、同じコースを歩こうという場合は境内横で申請を行なって歩きましょう。

高千穂河原への道のり

高千穂河原への道のり

霧島神宮から高千穂河原へと向かい、この時点で10km強を歩きますので、登山口に到着した段階でまぁまぁの汗…
ここから山登りのスタートになりますが、どこか追い込んでる感があるのが面白く、霧島神宮周辺から「遠いなぁ」と眺める高千穂峰へのアプローチが始まります。

高千穂河原の登山口から高千穂峰へ

高千穂河原の登山口から高千穂峰へ

天候も良い感じで、ほとんどの方が涼しげに歩き始めるところを”汗だく”でスタート。
御鉢までの登り・馬の背・そして山頂への急登を汗流しながら歩いて、健脚のスタッフも疲れ気味なので「おーいペース上げるぞー」と、ここぞとばかりに煽る店主。

山頂直下にて

山頂直下にて

高千穂峰山頂で一息ついたら、今度は霧島東神宮方面へと降ります。
幸い天候が抜群に良いので展望も良くスタッフの足も回復したようで、今度は僕がついていくのに疲れるペースで煽られます…

高千穂峰山頂から稜線を眺める

高千穂峰山頂から稜線を眺める

降りに入ってしまえば後は楽なもので、幸いヤマビルに遭遇することもなくサクサクと霧島東神社側の登山口まで降りて行きます。

この日は鳥居だらけです

この日は鳥居だらけです

少し山の話をしますと、高千穂河原から高千穂峰山頂までは新しい火山である御鉢の影響で、木々が少なく「いかにも火山」な雰囲気で歩きますが、霧島東神社方面への道では古い火山である二子石を通ります。ここでは古い火山が故に森がしっかりと復活しており、霧島山系の樹林帯を歩きます。
ひとつの山を歩く中で、この変化を実感しやすいのは高千穂峰の面白い特徴だと個人的に思っていますので、もし同じコースを歩かれる方がいましたら少し火山と森の具合を見るのも面白いと思います。

途中で歩いた道を振り返る

途中で歩いた道を振り返る

後半の樹林帯

後半の樹林帯

サクサクと霧島東神社まで降りると、そこからは高原駅まで歩きますが、ほとんど車道です。
なお、霧島神宮駅から高千穂河原までは神社・水の流れる風景・観光地的な雰囲気ですが、霧島東神社から高原駅までは畜産・養鶏・農業と、火山の恩恵と暮らしの密接な関係性を感じるような雰囲気があり、霧島神宮側とはまた違う風景を眺めながら歩きます。

稲穂を眺めながら快適な道のり

稲穂を眺めながら快適な道のり

そして徐々に遠ざかる高千穂峰を眺めつつ「よく歩いたなぁ」と、そんな気持ちに浸りながら高原駅へ。

朝から晩まで高千穂峰

朝から晩まで高千穂峰

この「よく歩いたなぁ」感は、かなり面白いものです。
しかしながら少しのんびり歩いていたので、電車の時刻がギリギリになってしまい、最後の最後で早歩き。

そして高原駅から電車に乗ろうとするも、券売機がなく電車の乗り方が分からないという…
仕方なしに乗車券なしで電車に乗って車掌さんに聞くと「整理券を取って帰路の駅で払ってください」とのことでした。
ここがこの日1番の難所で、時間がない中だったのでかなり焦りましたが、なんとか無事に電車に間に合い帰路に着きます。

JR吉都線にて

JR吉都線にて

超健脚なお客様の紹介で「歩こうかな」と思っていたコースが偶然にも”九州自然歩道”を通る道だったので、予定よりも長く歩きましたが、スタートして遠くに眺める高千穂峰、そしてその山を経由して下山後に離れていく高千穂峰と、少し健脚な方向けのコースとなりますが、良い風景を終日堪能できるコースでした。

次の晴れた日はガッツリ山かなと思いつつ、どうも定休日にイマイチ天候に恵まれないのであります。
良い季節になりましたので、皆さまも是非あちこち歩いて楽しみましょう。


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