STAFF REPORT : 韓国岳からのご来光

本日は出勤前にご来光を眺めに
韓国岳を歩いてまいりました。

宮崎県えびの市と小林市、
鹿児島県霧島市の境にある霧島連山の最高峰の
韓国岳は手軽に歩けることもあり
山頂からの絶景やご来光目的での登山で
親しまれている山です。

ミヤマキリシマも徐々に咲き始めており、
今日の山頂はガスからの晴天。
韓国岳の朝の景色をお届けいたします。


韓国岳(からくにだけ) 標高 : 1,700m

本日のえびの市の日の出時刻が5:16ということで
3:30に登山口を出発いたしました。

週末ということもあり、
この時間でも駐車場には十数台の
車がすでに駐車していました。

明るくなるまで写真が撮れなかったので
道中の写真は撮っておりませんが、
登山口から5合目あたりまではずっとガスの中。

気温はそれほど低くもなく
長袖Tシャツにウィンドシェルで
丁度良い気温です。

快復傾向の天気予報に期待を託し歩いていくと
6合目からはガスが抜け星空を観ることができました。

山頂に到着すると
高千穂峰の頭がひょっこりと
島のように雲海に浮かんでいます。

4:49am


次々と山頂に到着される方々と
「おはようございます」と挨拶を交わし
皆さま、一同に
「ガス抜けたらいいですね」と願いを込めて。

山頂に居る方々が全員
東の空に注目する瞬間。

5:17am ガスが抜けて雲海の中から太陽が出ました


雲の上で過ごしているかのような
幻想的な朝です。

5:22am ご来光の時にここに居る方のシルエットが格好良くてつい撮ってしまいます


高千穂峰はまだ雲海の中。
大浪池も姿を現しておりません。

5:26am


山肌を縫うように動いていく雲の動きは
ずっと眺めていても飽きません。

5:29am 朝陽に照らされるイワカガミ


刻一刻と変わる山頂からの景色に
夢中になっておりましたが、
少し冷えた身体を暖めるために
持参したバーナーで湯を沸かし
暖かい珈琲と軽食で晴れ待ちです。

5:50am 徐々に姿を見せてくれ始めました。

5:54am 新燃岳が姿を現しました。


徐々に晴れて登ってくる方々も増え始め
いつまでも観ていたい気持ちをぐっと押さえて下山開始です。

6:05am 完全に姿を現してくれました

6:07am 大浪池もくっきりと。


初めて韓国岳に登られたお客様は
「手軽に登れて、こんなに素晴らしい
神々しい景色を観れるなんて!」と
大浪池に向かって手を合わせておりました。

帰路は明るいので
暗い中歩いた登りで観られなかった風景を
楽しみつつ下山です。

山頂の火口の山肌にもミヤマキリシマのピンク色が目立ってきました。


6合目から上はまだ六部咲きくらいといった感じで、
麓に降るにつれて
ミヤマキリシマも開花し始めており
気温が上がるにつれて
ミヤマキリシマのピンク色が
どんどん山頂に向かって駆け上がっていきそうです。

韓国岳登山口からすぐの散策コースは見頃です。


本日は初めて韓国岳を歩かれるお客さまと
ご一緒させていただき、
韓国岳からの景色を観ていただき
喜んでくださって嬉しい朝でした。

幻想的な雲海からの晴れの韓国岳の朝、
ありがとうございました。

最後に本日のレイヤリング・装備品のご紹介です。
ご参考になると幸いです。

装備・ウェア

麓の最高気温29℃ / 最低気温17℃ (えびの市)

ベースレイヤー

THE NORTH FACE
Expedition Dry Dot Crew
汗処理能力の高いベースレイヤー。
気温は低くない予報ですが、
太陽が出ていない時間帯に歩くため
長袖を選びました。

シェル

Teton Bros.
Wind River Hoody
歩き始めから下山まで終日、
ロングスリーブシャツとウィンドシェルの
組み合わせを行動着として着用し、
汗をかかない程度の気温でした。

保温着

THE NORTH FACE
Aglow DW Light Jacket
温暖なシーズンということもありますが
ご来光待ちの時間の冷え込みを考慮して
薄手ダウンを持参。
山頂にガスがかかっている時間帯は
(霧に包まれている状態)
ウェア全体が湿り、寒さを感じましたが
ダウンの着用で暖かく過ごすことができました。

パンツ

THE NORTH FACE
Magma Pant
温暖なシーズンの定番パンツとしているMagma Pant。
薄手ですがストレッチ性と摩耗性・撥水性もあり
本日の天候でも快適でした。

シューズ

LA SPORTIVA
Akasha Ⅱ
4-5時間の行程時間と歩き慣れている山、
ナイトハイクということで汗をかかないよう
ゆっくり歩くことを想定し、ローカットシューズ着用です。

バックパック

MYSTERY RANCH
In & Out 19

コンパクトなデイパック、In & Out19は
韓国岳ピストンの時だけなど
短時間の山へ行く際に重宝しております。
本日、携行したアイテムは薄手ダウンジャケット
クッカー・調理小物・水1L・一眼レフカメラと
見た目以上に収納力があります。

キャップ

halo commodity
Serac Cap
吸水速乾・放湿冷却・防臭効果のある
重さ約35gという軽量なキャップ。
霧の中で濡れても撥水し、頭が濡れることもなく、
ヘッドランプ着用時も干渉せず、快適でした。

ヘッドランプ

PETZL
Actik Core
PETZL社のリチャージャブルバッテリー
“Core”がセットのシリーズは
乾電池使用のタイプと違い
使用前にバッテリーの確認で
乾電池ゴミを出さず、安心感があり
ご来光登山やテント泊時に重宝しております。
(乾電池も使えるため、念のため電池携行)
※今シーズンはActik Coreと同等スペックの
「Tikka Core」を取り揃えております。


たびたびご来光登山で韓国岳を訪れておりますが、
一日として同じご来光の風景はなく
今回のように雲海に包まれた風景や
季節の花が咲いている光景など
行くたびに違う表情を見せてくれます。

活火山帯のダイナミックな風景を
間近で楽しめる霧島連山。
これからミヤマキリシマが徐々に
山肌を彩る季節もお勧めです。

※ご来光登山は事前に日中に歩くなどして
コースや危険箇所の確認などをお勧めいたします。
また、初心者の方は、ベテランの方や
経験者に同行いただいた方が安心です。


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商品の入荷情報はLINEからも
お届けしております。

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