九州自然歩道 宮崎 -Kyushu Nature Trail-

長距離自然歩道。
Long-Distance HikingやThru Hikingという言葉がアウトドアアクティビティの中でも一般的になり、ハイキングというシンプルに歩いて楽しむカルチャーを通して地域資源の再活用に少しずつ注目が高まり、1970年代から始まった日本各地の長距離自然歩道が見直されています。
その中の九州自然歩道は、福岡県の皿倉山山頂と鹿児島県の佐多岬を起点・終点に九州をグルッと1周できる総延長約3,000kmの長距離自然歩道で、全国各地の長距離自然歩道と共に九州自然歩道の再整備や活用が行われるようになり、当店でも宮崎県区間のMap BookやData Bookを取扱うことになりました。

最初に制定された東海自然歩道が発表された当時は高度経済成長期で、国土の急激な都市化、モータリゼーションの進化などに起因する社会的課題への意識が高まり、人間らしく生きるために不可欠な野外レクリエーション需要に応えるため・国立、国定公園の過剰利用を緩和するため、都市のスプロール化に対する自然保護の防波堤として機能することにも期待されていたとされています。
※雑誌「TRAILHEAD 軽量登山最前線」より引用

この東海自然歩道はアメリカのアパラチアントレイルを参考にしたと言われていますが、”ハイキング”というシンプルな歩くという楽しみには、それ自体の楽しみや文化的な楽しみ、そして地域資源の活用・保護やコミュニティの形成など、多くの魅力が存在すると思います。

僕らの店を介してアウトドアのアクティビティを楽しもうとご来店くださる方の中には、どこか現代社会の中で孤立感を感じられていたり、人付き合いの希薄化に悩まれる方も少なくありません。そして、そうした方々の中にはハイキングをはじめとしたアクティビティを通して日々の楽しみや繋がりを発見し、日頃の悩みや問題が緩和するケースもあります。

“山を歩く”・”渓谷で釣りをする”・”動植物をはじめとした自然観察を楽しむ”など自然の中での楽しみ方を提案している僕らの店で、新たに九州自然歩道を歩いて楽しむことをご提案させていただくことになりましたが、せっかくの機会ですので、九州自然歩道の魅力や楽しみ方、そしてハイキングというアクティビティの魅力や文化的背景にも少しずつ触れていこうと思います。

このページではWEBサイトに掲載したコンテンツから、九州自然歩道にまつわる話・レポート、その他ハイキングについてなどをまとめてまいります。
是非、皆様の楽しみにとってプラスになりますように。

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