秋が近づき、店でも「この秋はどこに行こうか」と候補地を考えてみたり地図と睨めっこしたりしていますが、個人的に中長距離のコースを楽しむのに「ポールの買い替え時かな」なんて思っています。
店頭ではハイキングを楽しむことを目的にサイズ調整が可能なモデルで”アルミ製”・”カーボン製”のポールを置いており、お客様から「トレッキングポールはあった方がいいですか?」とよく質問をいただきます。
買えるならもちろん持っていた方がいいですが”絶対に必要か”と言えば、その方の体力や目的とするコース、万が一の備えとして、ちょうど僕も今ポールを買おうか悩んでいるところなので、個人的なポール選定のポイントや、おすすめのモデルなどをつらつらと。
僕らの店でセレクトしているのは収納性に優れた三つ折りのモデルで、BLACK DIAMOND社の”Distance FLZ(アルミ製)”と、”Distance Carbon FLZ(カーボン製)”の2種類。
ポールは買えるなら持っておいた方が良い道具のひとつで、トレッキングポールの目的としては主に以下のような感じです。
<負荷の軽減やサポート目的>
歩行時にトレッキングポールを使用することで、歩行のサポートを行うことができます。例えば膝に痛みが出る方や、筋力が少なくて山での歩行が辛い方などは、ポールを使用することで負荷の軽減を図ることができます。そのため膝の痛みが出にくくなったりという利点があります。
この場合は主に体力に自信がない方や怪我の防止などを目的としており、強度の強いアルミ製の方が適しています。
<スピードや中長距離のサポート>
トレッキングポールは使い慣れるとスピードを向上させるための道具としてや快適な歩行のお供として重宝します。長いルートを行動する際などに行動時間の短縮を図るなどという目的で使用するケースもあり、山に慣れた方がスピードを出すためなどの目的として使用する場合はアルミ製でも十分ですが、軽量化を考えたカーボン製を選択する方が多い目的です。
<テント泊や縦走のお供>
テント泊や縦走では日帰りのハイキングと比較して重たい荷物を背負っての行動となります。こうした場合では不意にぐらついてしまった場合などの補助としてポールを用いる方が多いと思います。この場合はアルミ製・カーボン製についてはご利用いただく方の経験や目的に応じて判断する形となります。
<万が一の補助>
緊急時の道具としてポールを携帯することもシーンによっては大切です。
例えば捻挫をはじめ、足の怪我をしてしまうことで歩行が困難になってしまった際、ポールを用いることで行動の補助とできる場合があります。そのように行動のサポートの道具でありつつ、万が一の補助として用いる場合は、その方の体力や経験に応じてアルミ・カーボンを選択します。
しかし強度を考えた場合はアルミ製の方が強度が高いため、怪我の補助などとしてはアルミ製の方が適しています。
<案内時の携帯品>
お客様の中では初心者の方の案内機会が多い方もいらっしゃいます。案内の場合では同行される方の体力がない場合に貸し出ししたりすることで、お客様のサポートを行うため、案内を行う方や案内を生業としている方は予備の道具として携帯される方が多いです。
こうした使い方を行う場合は、耐久性に優れたアルミ製のポールが破損のリスクも少なく安全にお客様をサポートすることができます。
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僕は今使用しているポールがかなり長く使っているため、そろそろ新しいのを…なんて悩んでいるところですが、秋に中長距離のコースを検討している方も、山歩きを始めたばかりの方も安全・快適に楽しむお供として、まだポールを持っていない方は余裕のある時に検討いただくことをお勧めします。
その他の道具と比較して「絶対必要」とまではなくとも、あると便利で、万が一の際の備えとしても大切な道具のひとつです。
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