ユマニチュード -福岡帰省時の話-

今回は山と全く関係のない話ですが、個人的には少し僕らの仕事に関係する話だと思いまして。

先日、仕事で福岡に出かけることがありまして、半日だけ久々に実家のある北九州に帰省しておりました。
なかなか帰省する時間が取れないので、福岡に出張に出かける際位はと毎回少しだけ実家に立ち寄るようにしていまして、いつも「宮崎とテレビのチャンネル数が違うな」とテレビをつけるのです。

特段テレビを見る訳ではないのですが、ボーッとテレビを付けていますと福岡市のCMがやたらと目につきます。
CMでは「ユマニチュード」と聞きなれない言葉が出ており、きちんと見てみますと”認知症のある人に優しさを伝えるコミュニケーションとケアの技法”について。
そのCMが頻繁に流れておりまして、とても印象的でした。

九州にいますと福岡市は1番の都市部で企業も増えて活気付いて、若い方々も増えて、インバウンドの需要も大きく。と、そんなイメージを持っていたりしますが、幅広い方が過ごしやすくという取り組みでありながら、テレビCMで頻繁に目にすることで何気なく意識出来て「自分の周囲で出会ったならば心がけよう」ということに繋がり、とても素敵なことだなと思っていました。

僕が店を営む宮崎県もご高齢の方は多く、自然を通して健康や運動・ストレス緩和など、僕らの仕事を通して役立つことを考えたいなと思っていたタイミングでしたので、尚更目についただけかもしれませんが、素敵な取り組みだと思いまして店でも触れさせていただければと福岡市役所に問い合わせをさせていただき、非常に丁寧にご対応いただき、CM動画は権利の都合上お渡しできないが、以下ページの共有も全く問題ありませんと、情報も非常に丁寧にお教えくださいました。


僕が個人的に思っていることなのですが、ご高齢の方が多い社会や地域で、僕らの仕事である自然体験のご提案というのは世代問わずにお楽しみいただけることだと思っています。
そして山歩きを楽しむ方々の中にも若い方もいれば、ご高齢の方も居まして、険しくてなかなか難しい冒険的な楽しみもあれば、世代問わず手軽に楽しめる遊びも存在し、僕ら自身がもっと仕事を通して貢献できることを真剣に考えなければと近年は強く考えておりました。

そんな中で、ご勇退を考えられるお客様などから「定年後も安心して楽しめる遊びを」というご要望も多くいただくようになり、様々な道を活用したいと思ってましたら”九州自然歩道”について話を伺ったり、福岡でCMを見たり、ご年配の方々に色々な相談をいただいたりと、不思議とそんな話や気づきを多くいただくようになりました。

山や自然の中を歩く、渓谷で釣りをする、自然観察を楽しむ。

こうしたことが気軽に楽しめる地域の特性を、もっと専門家の目線でしっかりと見直して、仕事を通して貢献できるように頑張らねばなとそんなことを思った福岡出張でした。

僕らは商品というモノを販売する店ですが、その先にある体験、そして体験を通して得る楽しみや気づきなどこそ、お客様にお伝えすることが仕事だと常々忘れないように心がけていますが、日々ご愛顧いただいているお客様と、そうした取り組みが少しずつ行えると良いなと、そんなことを思う店主です。

福岡帰省時感動した話。
少しでも「僕も・私も」とそんな方が増えればなと思いまして、WEBサイトに掲載させていただきました。

年齢・経験問わず、自然の中を歩いて楽しみたいという方は、引き続き店頭で気軽にご相談くださいませ。
もっと色々と魅力を知ってお伝えできるように努めてまいります。

非常に丁寧に対応いただきました福岡市役所の担当の皆様、本当にありがとうございました。


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