一気に涼しくなり
紅葉の相談なども店頭で伺うことが増えてきました。
テント泊などにも良い季節にも関わらず
骨折に肉離れに
怪我続きで遊べない店主です…
山でも防寒対策を考える季節になりまして
今回は秋の山のレイヤリングについて
オススメアイテムも含めてご紹介します。
レイヤリングや秋の山の魅力は
宮崎県の山を対象に掲載しますので
宮崎県の山を楽しまれる際の参考になれば幸いです。
秋の山の魅力
湿度が高くジリジリな日差しの夏が終わり
快適に山を歩いて楽しめる季節で
紅葉を楽しみに山を歩かれる方も非常に多い季節です。
宮崎県の山は常緑樹が多いので
山全体が赤く染まるような紅葉とは異なり
宮崎県特有の原生林の紅葉が楽しめます。
![祖母山から眺める障子岳・古祖母山方面](https://portal.miyazaki.jp/wp-content/uploads/2022/10/20221009_01b.jpg)
祖母山から眺める障子岳・古祖母山方面
・
気候も良く汗ダラダラな季節も終わり
澄んだ空のもと見渡す風景も美しく
距離を長めに歩いたり、テント泊や縦走にも
非常に最適な季節となります。
夏の深い緑の山の季節が終わり
快適さ、紅葉、澄んだ空と
絶景を眺めながら歩くには本当に心地いい季節。
先に書いたように
宮崎県は常緑樹が多いので
山全体が真っ赤に染まるくじゅうなどの山とは
イメージが異なりますが、奥深い原生林が
色づいていくのは、本当に素晴らしいものです。
秋の山の注意
秋は山を歩くのに快適なシーズンですが
日照時間の変化や、気候の変化で注意も必要です。
日照時間の変化
日に日に日照時間が短くなるため
しっかりと行程のチェックをしておかねば
下山時に日が暮れてしまうことがあります。
![日が暮れるのも早くなる季節](https://portal.miyazaki.jp/wp-content/uploads/2022/10/20221009_01c.jpg)
日が暮れるのも早くなる季節
・
個人的な印象では15:00までには
確実に下山できるようなスケジュールを組んで
明るいうちに登山口に戻れるようにしましょう。
日が暮れ始めると、気持ちが焦ってしまい
怪我などの原因にも繋がります。
紅葉などが美しく
ついのんびりと写真などを撮って
予想以上に時間がかかることも多いので
ゆとりあるスケジュールを組んで山を楽しみましょう。
防寒対策
秋の山は
まだまだ暑くて汗を流す日もあれば
寒波などで厳しい寒さの日もあり
脱ぎ着で対応調節を行ったり
休憩中の防寒着が必要になる季節です。
グローブ類も含めて防風・防寒対策を行いつつ
寒さに備えて防寒着も携帯しておきましょう。
![11月の傾山にて](https://portal.miyazaki.jp/wp-content/uploads/2022/10/20221009_01d.jpg)
11月の傾山にて
・
上の写真は11月上旬の傾山ですが
朝は霧氷だらけで
寒くてダウンを着てウロウロしておりました…
※ダウンジャケットは今月末から来月上旬の入荷を予定しており、予約も増えてきたので検討している方は早めにご相談ください。
北風が吹くことも多く
あまりに多い汗をかいてしまうと
稜線上で一気に寒くなることも多いです。
こまめに汗を拭いたり
防風・防寒の装備をしっかりと行い
天気予報などをしっかりとチェックして
山に出かけて行きましょう。
秋の山のレイヤリング
暑い・寒いというのは
どうしても個人差もあるので
一概にレイヤリングをお伝えするのは難しいですが
僕の場合、以下のようなケースが多いです。
![10月下旬の祖母傾山系にて](https://portal.miyazaki.jp/wp-content/uploads/2022/10/20221009_01a.jpg)
10月下旬の祖母傾山系にて
・
<行動中>
ロングスリーブT
風が強めだとウインドシェルを羽織ります
寒そうな日は薄手のフリースを着ています
<携帯している防寒着>
フリース+レインジャケット
またはダウン+レインジャケット
天候が良く、風のない日では
じっとしていれば涼しいけれど
動くと汗をかくので
出来るだけ薄手で行動して汗を抑えながら
休憩中の寒さ対策はしっかりと。
10月の山は多くの場合
休憩中の防寒着には
フリースとレインジャケットがあれば
十分なことが多いですが
11月に入ればダウンを携帯するようになります。
稜線などを歩いて北風に当たる場合は
意外とレインウェアを
着用していることも多くなります。
行動しながら脱ぎ着で調整
朝夕が寒いことが多い季節。
登山口でスタートする時は寒くて
ジャケットを羽織ってスタート
2-30分歩いて体が温まれば
ジャケットを脱いで汗を減らし
稜線などで風が当たるようであれば
ジャケットを羽織って身体を冷やさないように。
こんな感じで、脱ぎ着で調整します。
おすすめのウェア
今からの季節に備えて
最適なウェアも店頭に入荷させましたので
特にオススメな二着を今回はご紹介。
THE NORTH FACE “Expedition Dry Dot Crew”
![THE NORTH FACE "Expedition Dry Dot Crew"](https://portal.miyazaki.jp/wp-content/uploads/2022/10/20221009_01e.jpg)
THE NORTH FACE “Expedition Dry Dot Crew”
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すでにお持ちの方の多くは
汗冷えや、汗の不快感の無さに感動いただくアイテム。
肌面に撥水加工を施したドライ層
表地は速乾性に優れた吸汗速乾層という
二層構造で設計されたベースレイヤー
汗で冷えると寒さを感じる
これからのシーズンに、本当に使える1枚です。
※ZipUpもあります。
僕も夏以外で相当使う1枚です。
THE NORTH FACE “Expedition Grid Fleece Hoodie”
![THE NORTH FACE "Expedition Grid Fleece Hoodie"](https://portal.miyazaki.jp/wp-content/uploads/2022/10/20221009_01f.jpg)
THE NORTH FACE “Expedition Grid Fleece Hoodie”
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元々は極寒エリアで使用する
ベースレイヤーとして開発された
Expedition Grid Fleece Hoodieですが
温暖な宮崎県では秋のミドルレイヤーとして
非常に使いやすい1枚。
温暖なフリースなどは
本当に寒い12-2月程度では使用しますが
秋の行動で使用するにはこのフリースが
本当に使いやすいアイテムです。
8本の突起を放射線状に配列した
タコ足断面のポリエステル繊維Octa糸を素材に採用し
適度な保温性に加えて軽量化も実現した1枚。
フードはバラクラバ仕様になっており
フードを脱いだ状態では
首元の保温性にも優れています。
風が強く寒い場合などは
この上に防風のジャケットを羽織ることで
衣服内の保温性を高めることができます。
これらのアイテムは
これからのシーズンの山歩きに
非常に使いやすいアイテムなので
是非出かける山と合わせてご検討ください。
また、目的地にもよりますが
これからのシーズンは防風・防寒対策として
防水シェルなどの出番も増えてきますので
しっかりと携帯しておくようにしましょう。
秋の風景を楽しみながら
快適に山を歩ける季節。
寒さ対策やリスク対策などをしっかりと行って
皆様が快適に自然を楽しんでいただけましたら
幸いでございます。
その他にも山の相談やレイヤリングの相談など
何かございましたら気軽に店頭でご相談ください。
素敵な時間をお楽しみいただけますように。
![秋の祖母傾山系にて](https://portal.miyazaki.jp/wp-content/uploads/2022/10/20221009_01g.jpg)
秋の祖母傾山系にて
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