山を歩いて秋を感じる季節になり
山歩きのご相談が増えたり
防寒対策の話が増えてきました。
徐々に店頭にも
秋冬物の入荷が始まっていますが
今回は防水シェルの使い方や重要性について
ご紹介させていただきます。
防水シェル・レインウェアの役割
・
レインウェア、防水シェル
オールウェザージャケットと
様々な呼び方がありますが
要は完全防水のジャケットで悪天候時にも使用できるジャケット。
レインウェアと聞くと
「雨の日には行かないから」と言われる方もいますが
山の天候は変わりやすい為
急な天候変化にも対応できる上に
様々な場面で役立つのが防水シェルです。
僕の場合は1年を通して
非常に使用頻度の高いアイテムで
用途としての一部をご紹介しますので
是非皆さまも役立てていただければ幸いです。
雨天時のジャケット
・
レインウェア、防水シェルという名の通り
まずは雨天の行動時のジャケットとして
非常に大切なジャケットです。
悪天候時には
山に行かない人がほとんどだと思いますが
微妙な天候の際や
もしかしたら降るかもなという際
山は雲が発生しやすい地形のため雨に打たれることもあります。
雨に打たれて身体が冷えてしまうことは
一気に体力を奪われたりとリスクとなります。
そうした時に雨から身を守るのに
非常に大切なジャケットです。
※厳密には中に着用するものなども、寒さ対策としては重要ですが、ここでは省略します。
また宿泊を伴う縦走や
雨の多いエリアなどでは
必須装備のひとつです。
急な天候変化に備えてしっかりと携帯しておきましょう。
寒いシーズンの防風ジャケットとして
・
これからのシーズン
徐々に気温が低くなってまいりますが
寒さを感じる季節で風が強い時など
しっかりと防風しておかなければ一気に寒くなります。
レンウェア・防水シェルの多くは
高い防風性と衣服内の温度調整にたけているため
秋冬の稜線などで風に打たれる時は
風による寒さから身を守ってくれます。
紅葉シーズン程度からは
行動中や休憩中に寒さを感じる際
上に羽織るウェアとして非常に活躍します。
レインウェアと聞くと「雨の時」だけを
イメージする方も多いですが
高い防風性のジャケットとしても非常に活躍します。
渓流釣りや渓谷のアクティビティ
・
渓流釣りや沢登りをはじめとした
渓谷のアクティビティでも
防水シェル(レインウェア)は非常に重宝します。
水飛沫などから身体を守る目的であったり
渓谷に吹く冷たい谷風から寒さを守る目的で
非常に出番の多いアイテムです。
また、適度な雨は
むしろ釣りに最適だという方も多く
渓谷でのアクティビティでも使用頻度の多いジャケットです。
冬の防寒着
・
宮崎県は南国イメージが強いですが
冬は普通に寒いです。
関東以北のような極寒を想定したジャケットは
使用頻度は高くありませんが
冬の山を歩く際は、レインウェアや
防寒性の高い防水シェルは必須の装備品です。
防水であることで、雪などの中でも
内部を濡らすことなく
快適に楽しむためにも非常に大切です。
緊急時のジャケット
・
写真は緊急時ではありませんが
例えば山で怪我をして行動不能になり
夜の時間も山で過ごさなければならない場合
雨や風にさらされて
身体を冷やしてしまうことは
重大事故につながってしまう要因となります。
緊急で使うことが発生しないのが
一番大切なことですが
万が一の備えとしても大切なのが
雨風から身を守ってくれるジャケットです。
緊急時の備えとしては、レインウェア以外にもツエルトや応急救護キットをはじめとして、様々なものが必要となりますので、しっかりと装備品を見直して万が一の対策も行って楽しみましょう
レインウェア=雨の時と
そう思われる方も多いアイテムですが
1年間を通して、非常に出番の多いアイテムです。
特にこれからのシーズンは気温も下がり
寒さを感じる日も徐々に増えてきますので
しっかりと遊びの際には携帯する習慣をつけておきましょう。
防水シェル・レインウェアの選び方
どんなエリアで楽しまれるかにもよりますが
比較的積雪の少ない南九州で遊びを楽しむ際には
以下のようなポイントは最低でも抑えておいた方が
快適に楽しめます。
透湿性
防水シェルの多くはGORE-TEXなどの
防水透湿性の素材を採用しています。
これには理由があり
山で行動していると身体は温まり
透湿性の低いジャケットを使用すると
ジャケット内部の蒸れがひどく、蒸れにより
衣服が濡れてしまいます。
そうなると行動以外の際に一気に身体が冷えて
厳しい寒さを感じることになります。
冬に登らないという方でも秋の紅葉や春の山でも
気温が低くなることも多いので
透湿性の高いジャケットを選びましょう。
視認性
複数人で行動する際や、緊急時には
視認性の高いジャケットの方が発見しやすいです。
最近では日常使いと兼用で使われる方も多く
地味な色が多いという点もありますが
視認性が高い方が、万が一の際に大切です。
宮崎では、まだ暑さを感じることの方が多いですが
徐々に涼しくなり、稜線などでは寒さを感じる日も増えてきます。
ウェアのレイヤリングは
快適性だけでなく安全性も大きく左右します。
そうした点もしっかりと考えながら
安全・快適にお楽しみいただければ幸いです。
ウェアの選び方や使用方法などは
店頭でも気軽にご相談ください。
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