宮崎県のハイキング・フライフィッシングのお店

“九州自然歩道”・海沿いの道を歩く”Miyazaki Seaside Trail”と僕らが名づけている道。
山ではない長距離の道を歩き始めたのが昨年の10月なので、5ヶ月が過ぎまして、この間はあまり山にも出かけておらず、解禁した渓流釣りにもまだ出かけられていません…汗

九州自然歩道も100名近い方が、どこかの区間のMapを購入いただき、海沿いの道も一緒になって歩いてくださる方々や、問い合わせも少しずついただくようになりまして、今はとりあえず定休日の度にブラリ歩くということにフォーカスしています。(その理由は後述します)

近年、シンプルな”歩く”という行為がアウトドアに限らず注目されていますが、宮崎県ならびに南九州は歩くという点においては、非常に歩きやすく、美しい場所が多いだろうと想像していまして「運動不足だ」と話す方が多かったり、高齢の方が多い宮崎県では、こういう歩く楽しみは最適だと思っています。
また、人口の減少していく中で、旧道の利用・公共交通機関の利用促進・食事処や宿、キャンプサイトの利用促進など、僕らの仕事が少しでも地域にとってプラスになればと、色々試行錯誤しながらルートを考えたり歩いたりしています。

しかし、ブラリ歩くことにフォーカスしているとは言え、定休日も関係なく”ただ毎日歩く”だけならすでに歩き終えているそれぞれの道も、頑張って週に2回。
しかも仕事で歩けない日も多いため、なかなか進まないのがもどかしいものですが、都井岬をスタートとして歩き始めた道も延岡駅まで進み、もう少しで大分県との県境です。
ですが、お客様の多くも仕事をしており、「同じ道を歩こう」と考えてくださる方々も、また同じようなペースで進むことになるんだろうなと、時折そんな想像をしながら歩いています。

上の青線が歩いた区間ですが、九州自然歩道・Miyazaki Seaside Trail・綾宮崎自転車動・日之影町のセラピーロードなどを歩いています。
都井岬から志布志を経由しつつ、大隅半島を歩いて、桜島をぐるりの後に九州自然歩道と繋がればと思っていたり、延岡から”祖母傾国定公園”を堪能できるように歩けたらなと思ったり、九州脊梁を経由したら面白そうだなと、かなりの頻度で地図を見ながら妄想しています…汗

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長い道を歩くようになったきっかけは”九州自然歩道”のMap Bookを取り扱うことになったことで、日本を代表するHikerの方々にお会いしたり、”みちのく潮風トレイル”の方々の話を伺ったことで、年齢・性別・経験問わず、歩いて楽しめる道があるという素晴らしさを考えたこと。

反面、九州自然歩道を半分ほど歩いたところで「歩きたいけれど敷居(やレベル)が高い」というお声があったり、「宮崎らしい海を通ってない」という声が多かったり、僕ら自身も「宮崎と言えば」で連想するのは海だったりする訳で、長距離を歩く道にもレベルや経験に合わせたレイヤーがあると良いなということで、都井岬から海沿いの道を歩き始めました。
九州自然歩道の後半部分も改めて予定を立てて歩こうと思っていますが、海沿いの道と繋いだり、宮崎県をグルリ一周歩ける道も面白いなと、”みんなが歩いて楽しめる道”をテーマに考える海沿いの道のあとは…などと考えたりもしています。

海沿いの道は都井岬から歩き始めて延岡までを歩きましたもので、あとは北浦方面を歩いて大分県との県境まで少しとなりました。

そして、海沿いの道にも各区間を順に歩いて行こうという方や、遠方からのお問い合わせ、そして少しずつ地域の方々のご理解や協力をいただき始めるようになりまして、今はこの道を歩くことにフォーカスしています。

海岸線を歩く道は高低差もほぼなく、歩き慣れた方から見ると初心者レベル的な道で舗装路も非常に多く、水分も自販機での補給が容易で、食事は食事処も豊富。
宿も多く寝泊まりにも困らず、JRと並走区間が多いため、いつでも帰れるという難易度が低いが故の緊張感の無さから「面白いのか？」と思っていたこともありますが、その緊張感の無さが色々なものをのんびりと眺めたりする余裕にもなる訳で「これはこれで楽しい」とシンプルに考えるようになりました。

また、宮崎県で店を営み、宮崎県の店・宿・公共交通機関の利用促進にも繋がり、僕らがお客様と一緒に考える道がシンプルに宮崎県で事業を営む様々な方の喜びに繋がり、発展に繋がることが海沿いの道を考えるようになった大きなきっかけです。
そして高齢の方の多い宮崎県において、経験がなくても楽しみやすい道というのは、地域に暮らすさ様々な方の健康増進の役に立つと思っていますし、歩く方が増えていく中で様々な交流が生まれ、孤立化の防止・鬱の予防など、その他の付加価値が生まれてくれれば良いなと切に願っています。

山の中だけでなく、こうした道を歩くのは、歩く本人が楽しく感動することはもちろん大切ですが、それ以外にもたくさんの付加価値が存在すると思っています。
そんな付加価値はまた定期的にお伝えしたいと思いますが、そんな利点を考えて「宮崎を盛り上げよう」と、少しずつ歩いて楽しむ方が生まれはじめて、町の一部の方々も活用しようかと検討いただきはじめたのは、ポツリと道を歩いてきた僕らにとって何より嬉しいことでありまして、僕らがお客様と歩いている道にHikerと呼ばれる方々が歩いたり、道標ができたりすることを夢見ております。

整備・調査・案内など、まだまだやりたいこともたくさんありますが、何よりありがたいのは一緒に歩いてくださったり、店や整備・打ち合わせや人の紹介などに協力や賛同をいただける方々の気持ちです。
何かと出費が嵩むものですが「がんばれ」であったり「協力する」などというお声に最近は励まされて、ぶっ通しで歩いている訳でもないのに、よく救われています。

お店でも問い合わせをいただくことが増えた、九州自然歩道や海岸線の道(Miyazaki Seaside Trail)、そして来年度4月以降は他の地域でも道を考えようと話をする予定になっていますが、コツコツ歩いてきた道に、お客様や地域の方々、町の方々も少しずつ協力や賛同いただき始めましたのも、いつも応援くださる皆様のおかげです。

とりあえずは大分県との県境まで歩いて、道を改めて精査して、ぶっ通しではなく日帰りでも楽しめる道も考えて、お客様と一緒に歩いてと、まだまだ頑張って”歩いて”まいります。
気候も春になり、快適なシーズンとなってきましたので、是非みなさまも一緒に歩いて楽しみましょう。

山も道も、歩いてみたいなという方も気軽にいつでも店頭で相談くださいませ。

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2月を終えての経過報告でございました。

きっかけを下さいました
九州自然歩道フォーラム様
トレイルブレイズハイキング研究所様
みちのくトレイルクラブ様
Miyazaki Hiking Club様
Hiker’s Depot様

そしてご一緒させていただいたり、応援いただくお客様に心から感謝申し上げます。

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