稜線上から眺める高千穂峰

高千穂峰(たかちほのみね) -夢が丘コース- | 霧島連山

霧島連山の中でも美しい山容が人気な高千穂峰は、全部で4つのハイキングコースが存在します。
最も人気なコースは鹿児島県霧島市に位置する”高千穂河原”からのコースで、その他に宮崎県の高原町から登る”天孫降臨コース”・”霧島東神社からのコース”、そして本記事で紹介する宮崎県の都城市から登る”夢が丘コース”の合計4つのコースで、それぞれに違う魅力が存在するため、霧島連山の魅力を堪能しにいずれも歩いて欲しいコースです。

所用時間:約5.5時間(休憩除く)
歩行距離:約6.5km
登山口の標高:約650m
高千穂峰の標高:1,574m
難易度:★★☆☆

都城市から登る夢が丘コースは、温暖なシーズンにはヤマビルが生息していますので、ヤマビルの季節に歩く場合は苦手な方は対策を行なって歩きましょう。


高千穂峰(たかちほのみね) 標高:1,574m

稜線上から眺める高千穂峰

稜線上から眺める高千穂峰

高千穂峰は鹿児島県側から歩く場合と、宮崎県側から歩く場合では大きく景観の異なる山で、それは鹿児島県側にある高千穂峰の御鉢が、まだ新しい火山であることに起因しています。そのため古い火山がある方の宮崎県側から歩くと、登山口付近の豊かな森から徐々に植生が変わっていく様が楽しめます。反面、霧島市側(高千穂河原)から歩くよりも距離が長いコースとなるため、少し山歩きに慣れたらオススメしたいコースです。

とは言え、霧島市側から歩くのとは全く違う表情を楽しめるコースなので、まずは高千穂河原から高千穂峰に登って、その後は別のコースを含めて色々な季節に歩くことで、さまざまな表情を楽しむことが出来ますので、覚えておくと非常に良いコースのひとつ。
見どころは前半の豊かな森、中盤からの山頂を眺めながら歩ける展望の良さ、快適な稜線歩き、そして山頂からの風景といった印象ですが、当店のお客様にも「夢が丘コースが好きだ」という方の多いコースです。


高千穂峰 夢が丘コースのハイキングコース

夢が丘登山口からのコース

夢が丘登山口からのコース

登山口までのアクセス:舗装路、普通車可
トイレ:登山口にトイレ有、山頂に携帯トイレブース有

コース上では霧島東神社からのコースや、天孫降臨コースとの分岐点があるため、道を間違えたりしないように注意しておきましょう。

登山口:夢が丘登山口


駐車場には10台弱の駐車スペースとトイレがあります。休日には早めの時間に行くことをオススメします。


注意ポイント

この山に関わらず
山や自然を歩く際の注意点をご紹介します。

<道迷い対策>
登山やハイキングで最も多いのは、道迷いによる遭難です。登山アプリなどの活用を行って常に現在位置を把握して楽しみましょう。
<初心者の方は経験者と>
夢が丘コースは初心者の方では不安に感じる箇所もあると思いますので、安全面や楽しみ方を覚えるためにも、初心者の方は経験者やガイドに同行してもらって楽しみましょう。
<事前チェックを忘れずに>
簡単な山でも、しっかりと事前にコースの時間・難易度・危険箇所などをしっかりとチェックする習慣をつけましょう。
<お子様連れの場合は離れないこと>
家族連れで歩いて楽しむにも人気なコースですが、お子様連れの場合(そうでなくとも)、同行者と別行動を取らずに一緒に楽しみましょう。
<早めの行動を>
想定以上に時間がかかってしまったり、怪我などにも備えて山や自然を楽しむのは早めの行動が鉄則です。
<天候や気温チェック>
天候や気温のチェックをして、必要な装備(衣類)などを忘れずに携帯しましょう。
<家族・友人へ行き先を伝えておきましょう>
万が一の事故に備えて、家族や友人には必ず行き先やコースを伝えておきましょう。登山届の提出も日頃から習慣づけておきましょう。
<冬はしっかりとした装備を>
冬にはコース上に積雪があることも多く、しっかりとした装備を行なって楽しみましょう。※アイゼンはチェーンスパイクなどで十分ですが、木の階段が多く滑りやすいので注意しましょう。
<ヤマビル対策>
温暖なシーズンにはコース上の一部にヤマビルが多く生息していますので、苦手な方は対策を行なって楽しみましょう。

夢が丘登山口-霧島東神社コースとの合流

夢が丘登山口から霧島東神社コースとの合流点(稜線)までを歩く魅力は、標高による植生の変化や展望の変化が分かりやすいというのが個人的なポイント。急登を歩く箇所もあり、不慣れな方には少し疲れるかもしれませんが、登山口を出発して前半は常緑樹や巨木の多い森を歩き、霧島らしい美しい森を堪能できます。そして標高を上げていくにつれ樹木の背も低くなり、徐々に展望が開けてきます。
稜線付近になれば低木となり、周囲の展望も非常に開けて火山帯らしい山の風景や遠くまで見渡すことができるので、快適に歩けます。

スタートから稜線までの間のそう長くない時間で、一気に植生や展望が変わる様は歩いていて非常に面白いものです。

奥に桜島を眺める道中の風景

奥に桜島を眺める道中の風景


霧島東神社コースとの合流-高千穂峰山頂

霧島東神社コースとの合流-高千穂峰山頂
霧島東神社コースとの合流を過ぎると気持ちの良い稜線歩きで、このコースの魅力のひとつ。山頂直下で急な傾斜を歩くので、少し足に疲労が溜まりますが周囲の展望や歩いてきた稜線は非常に美しく、ハイキングの醍醐味を感じることのできる場所です。

歩いてきた道を振り返る

歩いてきた道を振り返る

なお、稜線を歩きながら周囲を見渡すと遠くまで見渡せる景色が広がっているので、少々疲れが溜まっていても感動しながら歩くことのできる道です。
山頂の展望は360度のパノラマが広がり、霧島連山の美しい風景や遠くの山々を見渡しながら、ゆっくりと食事などの休憩時間を作れますので、ゆっくり休憩したら来た道を戻って下山します。

下山時には別のコースとの分岐でくれぐれも道を間違えないように注意して下山しましょう。


全部で4つある高千穂峰のコースは、それぞれ魅力が異なり、いずれも魅力がたっぷりなコースですので、体力と照らし合わせながら是非全てのコースを歩いて楽しんでください。

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