夏の遊び -沢登りの装備-

暑い夏に山を歩いて
たっぷりの汗をかいてすっきりする。

これも夏の醍醐味のひとつですが、
沢で冷たい水の中を歩いて登って
ひんやりと楽しむ。

これも夏ならではの遊びのひとつです。

今年は沢登りに行きたいと
お誘いをいただくことも多く
何を買っていいのかと
質問をいただくこともありまして、
少しだけ装備品について書かせていただきます。

目的地や沢によっても異なるので
あくまで目安として参考にしていただければ
嬉しく思います。

実際に沢に行かれる方は
ご一緒に行かれる方から
必要な装備を教わっていきましょう。

なお、沢には危険が沢山あります。
必ずベテランの方に同行いただいて
楽しむようにしましょう。


ヘルメット

転倒や落石から頭を守るヘルメットは
絶対に必要な道具のひとつです。

転倒や落石がなくとも
沢を遡行している時に岩で
頭をぶつけてしまったりということがあります。

ヘルメットは必ず装備する道具です。
クライミング用のヘルメットを持っておきましょう。


ハーネス

登攀の際や大きな岩をこえる際
ロープやスリング等を使用することが多く
ハーネスを着用して沢に入ります。

クライミング用と兼用でも構いませんが
沢では常に濡れて使用するので傷みも早く
余裕のある方はクライミング用と
沢用と分けておいた方がいいかもしれません。
(特に頻繁に沢に行かれる方は)


レッグガード

膝や脛を守るためのレッグガードも
必要な装備の1つです。

登攀の時以外でも、滑って強打することもあり
足を守る道具として必要です。


沢用のシューズ

登山靴とは異なり
沢登は沢用のシューズを使用します。

靴底がフェルトのタイプと
ラバーのタイプがあり、
目的の沢によって使い分けることが多いです。

ネオプレンのソックスを着用することも多く、
サイズは実際に履いて試してみるのが理想です。


バックパック

登山用と兼用でも構いませんが
沢登りでは水に浸かることも多く
傷みは早いです。

お古のものなどがあれば
最適かもしれません。

なお、水に浸かることも多いため
中の荷物が水に濡れないように
バックパックの中で防水バッグ等を使って
防水対策をしておくのが無難です。


沢用のウェア

冷たい沢を遡行するため、
夏でも寒くなることが多い場所です。

沢用のウェアを着用して
対策を行っておきます。

下半身はタイツ、上半身も沢用のタイツ等を
着用することが多く、
finetrack社のウェアなどは高く評価されています。


ファーストエイドキット

怪我をした場合の救護用品は
山歩きでも沢登りでも必要な道具です。

初夏から秋にかけては
蜂やアブ等の虫も多く
沢沿いではマムシなども多く見かけます。

ポイズンリムーバーも必ず携帯しておきましょう。

参考:登山やハイキング、アウトドアの必需品ポイズンリムーバー


登攀道具

ここは目的地によって
大きく異なりますので、
一緒に行かれる方に確認しながら
準備しましょう。

ビレイデバイスやプロテクション
ロープにスリング
カラビナやクイックドロー
時にはたわし等。

岩場のクライミングとは異なり
登攀道具を応用して使用することも多くなります。

ビレイデバイスの使用などは
しっかりと日頃から使えることが前提です。
命を守る道具です。
自分で用意して出かけて行きましょう。


その他にも目的地によって異なることがあります。

なお、沢登りは非常に危険も多く
初心者だけでの遡行などは
絶対に避けましょう。

初心者の方で沢を楽しみたい方は
登攀要素の無い場所で
遊べる場所として知られているような箇所で
のんびりと水を楽しむことをおすすめします。

水辺の遊びは危険が非常に多く
毎年多くの事故も発生します。

釣りも沢登りも
沢に出かけられる方は
十分に気を付けて楽しんでくださいませ。

夏ももうすぐ。
素敵な夏を楽しめますように。

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