はじめてのアウトドア。
はじめての登山。
はじめてのクライミング。
ここ最近は、そうした貴重な初めての体験にご一緒させていただく機会をいただいて、とても嬉しく思います。
今回は以前に初めての登山にご一緒させていただいたとても素敵な方から
どこかおすすめの場所をということで、天気のいいタイミングで祖母山へ出かけてまいりました。
宮崎県最高峰の祖母山へ
祖母山は「祖母傾山系の名峰」で、宮崎県では最高峰の山として広く親しまれています。
宮崎県･熊本県･大分県の三県にまたがる山で、多くの登山コースや縦走の起点(または終点)としても知られています。
アケボノツツジも終わりに近づき、
今のタイミングであればシャクナゲの花や新緑を楽しめると思いご一緒させていただきました。
標高は1,756m。
山頂からは美しい稜線や、阿蘇･九重までを眺めることができます。
ポピュラーな北谷から祖母山を楽しむ周回コース
今回ご一緒に歩かせていただいたのは、北谷登山口を出発地点として以下のような周回コースを歩いてきました。
北谷登山口→千間平→国観峠→Q合目小屋→山頂→風穴コース→北谷登山口
登りはなだらかで、のんびりと新緑を楽しみながら歩き、下りは風穴で体をクールダウンしたり、沢沿いを涼しみながら歩こうというプラン。
宮崎県で登山やハイキングを楽しむなら、絶対持っておいた方が良いガイドブック「宮崎県の山」でも掲載されているコースです。
※まだ持ってない方は、この本はマストな一冊です。
なだらかな登山道を快適にスタート
新緑と花を楽しむ5月の祖母山
新緑と花を楽しむのに最適な季節。
少し虫は多くなっており、虫対策をされて登った方が良いかもしれませんが
上を見上げれば美しい新緑が楽しめます。
見上げると心が洗われるような美しい新緑の森
森の中はどこを見上げても新緑。紅葉の時期にもまた訪れたくなります
8合目付近からは、シャクナゲの花が満開で見頃を迎えていました。
ちょうど見頃を迎えていたシャクナゲの花
青空に映える美しいシャクナゲの花
ご一緒させていただいた方とも、急がずゆっくりと花や緑を楽しみながら歩きましょうということで、
のんびり写真を撮ったり、ひと休憩入れたり。
見上げて緑や花を楽しんでみたり、足元の苔や山野草を楽しんでみたり。
色々な話にも花を咲かせ、笑いながらのんびりと登ります。
足元にはエイザンスミレがいたるところに咲いていました
アケボノツツジは山頂付近に数えるほどしか残っていませんでしたが、
それでも目的のシャクナゲと新緑を楽しめて満足。
アケボノツツジはもう終わりでした
国観峠を経由して山頂へ
充分に新緑と花を楽しみながら国観峠で到着。
ここのお地蔵さんに安全登山のお祈りを済ませると、いよいよ山頂まであと少し。
いつも登山者を見守る国観峠のお地蔵さん
山頂からの展望は、少しガスがかかって阿蘇や九重方面は少しぼんやり。
けれど、古祖母方面の稜線は新緑のタイミングで非常に美しく
虫さえ居なければ、いつまでも眺めていたい眺望でございました。
ここを訪れる度に見惚れてしまう山頂からの風景
下りは谷の水でクールダウン
のんびり山頂で休憩をした後は、風穴コースから登山口へ下ります。
山頂や天狗岩などを、名残惜しく眺めながら下り
風穴でいったん冷たい風を浴びて、汗をかいた体を冷やします。
谷まで下れば、荷物を置いて頭から水を被り体を一気にクールダウン。
これからの季節は谷で水を楽しむのも最適な季節
最初は手を洗い、冷たさを感じ
もう少しクールダウンしたいと、顔を洗い
やっぱり足りないと頭から水を被る。
最後に沢に飛び込もうかと悩んでいましたが、着替えを持ってくるのを忘れてしまい断念…
先日記事投稿のご協力をいただいた東さんの「祖母傾縦走」の時と同様に
鳴く練習をする鶯
様々な野鳥の鳴き声
優しく響く清流のせせらぎ
水を浴びる僕の音
天然のBGMに僕の雑音が混じりますが、それでも十分に癒される季節です。
陽が長くなったので、時間に追われずのんびりと山の中で遊べるのがこれからの季節の魅力。
それを十二分に堪能した一日でございました。
痛恨のミス
さて、今回の祖母山のハイキングですが
僕はわざわざカメラを持って行ったにも関わらず、
メモリーカードを自宅のPCに差しっぱなしで出かけてしまうという痛恨のミス。
結局カメラを出した後に気づいてしまい、撮影も出来ないカメラをただただ荷物として持ったまま終始スマホで撮影でございました…
僕はよくあるミスなのですが、忘れ物には気を付けましょう。
登山やアウトドアを始める理由
いろんな方が、いろんな理由で
登山やアウトドアを始めたいとお誘いをいただきます。
単純に楽しそうだから
ストレス発散
運動のため
楽しい趣味を見つけたい
そうしてお声掛けをいただけるのは、本当に嬉しいことでございます。
楽しみ方は人それぞれで、
早く歩いても
のんびり歩いても
写真を楽しんでも
花を楽しんでも
緑を楽しんでも
鳥を楽しんでも
楽しもうとするあなたが楽しければ、それで僕も嬉しくなります。
そうして、いつしか「友人と一緒に出かけたい」
そんな気持ちから、
地図の読み方を覚えたり
計画を立てるようになったり
沢山心配して、色んなことを覚えて
本当に仲の良い方々と一緒に楽しんで。
そんな光景を拝見させていただくのは、
なんだかいつも、とても嬉しくなります。
僕も、僕の周りの方々も
そんな方々と一緒に楽しめるように
色んなことを話します。
またこれからも、
外で遊びたいけど、分からない。
そんな方の、ほんの少しでものお手伝いができるといいなと心から思うハイキングでした。
終始笑顔でご一緒させていただきまして、本当にありがとうございました。
笑いすぎて、明日は喉が痛くなりそうです。
ゆっくりお休みくださいませ。
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