祖母山の南側に位置する障子岳。
そこから西に位置する親父山をはじめとした
高千穂の山々は
1セットでぐるっと周回しながら楽しめる山々です。
脚力にもよりますが
短く楽しむ場合は
「親父山・障子岳」
「三尖・黒岳」と分けても良いかもしれません。
三尖や黒岳などは
決してメジャーと言える山ではないかもしれませんが
歩いてみると魅力満点な山です。
高千穂町の四季見橋にある登山口からのアクセスが
もっとも登りやすいコースだと思います。
三尖(みっとぎり) 標高1,474m
登山口から急登が続く道を登る三尖。
多くは樹林帯の中を歩きますが
花の季節には、シャクナゲやアケボノツツジが楽しめます。
三尖から黒岳に向かう稜線からは
阿蘇方面の展望も素晴らしく
疲れを忘れるような景色を楽しめます。
写真は三尖から黒岳に向かう途中に眺める阿蘇方面。
黒岳(くろだけ) 標高1,578m
三尖から小一時間も歩けば
黒岳のピークに到着します。
ピーク近くには展望ポイントがあり
そこから眺める北・西側の展望は
非常に素晴らしいので、
是非立ち寄っていただきたいポイントです。
親父山(おやじやま) 標高1,644m
黒岳から東側に1時間ほど歩けば親父山。
このあたりからは、所々に
宮崎県最高峰の祖母山の姿も楽しむことができます。
親父山から北に少し歩けば
大戦中にB-29が墜落した跡地が残されています。
ここでは、地元の方が遺骨を集め
近年になってご遺族の方々にお返しできたという
そんな話もあります。
バイケイソウの群生なども楽しむことができます。
障子岳(しょうじだけ) 標高1,709m
親父山から小一時間歩けば障子岳。
親父山から障子岳の間や
障子岳のピークからは
祖母傾山系の展望も非常に素晴らしく
是非訪れていただきたい場所のひとつです。
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上の動画は障子岳から古祖母山方面を眺めたところです。
障子岳のピークからは、祖母山も美しく見えて
休憩のポイントとしても最高な場所です。
冬には道路状況や登山道の積雪など
注意も必要な場所になりますが
春には花。
夏には深い緑。
秋には紅葉。
年間を通して四季の移り変わりが
とても楽しめる山々です。
登山道までの道路状況もいいので
時間を見つけて
楽しみに出かけてみてはいかがでしょうか。
※ビギナーの方は
初めて訪れる際はベテランの方に
同行いただいて楽しみましょう。