宮崎県延岡市に位置する行縢山は
宮崎県北部では遠足などでも登られ
非常に多くの方に親しまれている山のひとつです。
険しく切り立った東西の2つの峰からなる山で
それぞれを雄岳・雌岳と呼ばれており
通常のコースで山頂とされるのは雄岳。
行縢というのは武士が乗馬の際に用いた着用具で
その形に山の名前が似ていることから行縢山と命名されています。
行縢山(むかばきやま) 標高829m
YAMAP:行縢山
上に書いたように
延岡市に位置する行縢山は
遠足などでも登られる山で地元の方からも非常に親しまれている山です。
麓から眺める山容は
迫力のある岩峰の雰囲気がありますが
登山コースは整備されており
初心者の方にもお勧めしやすい山のひとつ。
登山口までの交通アクセスも非常によく
のどかな風景を眺めながら
突如見える行縢山の迫力に圧倒されます。
雄岳のみを往復で歩く手軽なコースや
雄岳・雌岳を周回する
しっかり歩くコースも楽しめますので
その時の気分によってコースを決めて楽しめます。
雄岳往復のコース
行縢山の雄岳は遠足などでも登られる
もっとも一般的なコースです。
登山口までのアクセス:舗装路、普通車可
トイレ:登山口にトイレ有
手軽に楽しみやすい行縢山(雄岳)の往復。
初めて行縢山を楽しむ場合は
まずはこのコースからをお勧めします。
所々に急登もありますが
ゆっくり歩いて楽しみましょう。
山頂からは素晴らしい展望が楽しめます。
春にはツツジが山を彩り
5月中旬頃にはササユリを楽しめる山で
花を楽しむ山としても人気があります。
日本の滝百選にも選ばれている「行縢の滝」
山頂へ向かうコースの途中
分かれ道を経て少し歩けば
行縢の滝の真下まで行くことができます。
行縢の滝は
「日本の滝百選」にも選ばれている美しい滝で
落差は約80m。
非常に迫力のある滝を真下から眺めれることもあり
山頂へ行かず少し滝までハイキングをしようと訪れても価値のある場所です。
ハイキングの際も、時間と体力に余裕があればぜひ訪れてみてください。
(登山道から5分も歩かずに滝の真下に到着します)
展望のいい山頂
行縢山の山頂は断崖絶壁の上に位置するため
展望は抜群に優れています。
延岡の市街地や門川
日向方面や海までを見渡せる景色は非常に素晴らしく
宮崎県北部に住まれている方は
元日の御来光を眺める場所としても人気があります。
また周囲を見渡すと
宮崎県北部の奥深い山々を眺めることができます。
さらに意外とご存じでない方も多いのですが
天候がいいと霧島連山を行縢山の山頂から眺めることもできます。
山頂はゆっくりと
食事をとるスペースもありますので
天候の良い日は美しい風景を楽しみながらゆっくり休憩しましょう。
ちょっとした運動にも
初心者のハイキングにも最適な行縢山。
交通アクセスもよく宮崎県北部では
もっともお勧めしやすい山かもしれません。
ぜひ手軽に岩峰の美しい山のハイキングを楽しんでください。