宮崎県えびの市の南部に位置する白鳥山は
霧島連山のひとつ。
軽装で楽しめる山で
初めての山としてオススメすることが多い山です。
白鳥山という名前は
神話で性空上人がコース上にある
“六観音御池”で修業をしている時に
日本武尊の霊が白鳥に変じて
姿を現したという伝承によるものとされています。
白鳥山(しらとりやま) 標高:1,363m

白鳥山山頂から眺める韓国岳
えびの高原にある白鳥山は
白紫池から白鳥山
六観音御池を経由し
不動池を眺めてえびの高原へ戻るという展望と
池めぐりを同時に楽しめて
手軽に楽しめる素晴らしいハイキングコースにあります。
白鳥山のハイキングコース

白鳥山のハイキングコース
トイレ:登山口に綺麗なトイレ、コース上は携帯トイレブースのみ
2023年8月時点では
硫黄山の火山活動の影響で
通行止め区間がありますので
それを考慮したコースを記載しています。
登山口:えびのエコミュージアムセンター
コースのスタート地点は
えびのエコミュージアムセンターとなります。
楽しむ際の注意ポイント
白鳥山に関わらず
山や自然を歩く際の注意点をご紹介します。
登山やハイキングで最も多いのは、道迷いによる遭難です。登山アプリなどの活用を行って常に現在位置を把握して楽しみましょう。
<初心者の方は経験者と>
安全面や楽しみ方を覚えるためにも、初心者の方は経験者やガイドに同行してもらって楽しみましょう。
<事前チェックを忘れずに>
簡単な山でも、しっかりと事前にコースの時間・難易度・危険箇所などをしっかりとチェックする習慣をつけましょう。
<お子様連れの場合は離れないこと>
家族連れで歩いて楽しむにも人気なコースですが、お子様連れの場合(そうでなくとも)、同行者と別行動を取らずに一緒に楽しみましょう。
<早めの行動を>
想定以上に時間がかかってしまったり、怪我などにも備えて山や自然を楽しむのは早めの行動が鉄則です。
<天候や気温チェック>
天候や気温のチェックをして、必要な装備(衣類)などを忘れずに携帯しましょう。
<家族・友人へ行き先を伝えておきましょう>
万が一の事故に備えて、家族や友人には必ず行き先やコースを伝えておきましょう。登山届の提出も日頃から習慣づけておきましょう。
手軽で景色が最高
白鳥山の魅力はなんといっても
手軽に素晴らしい景色が楽しめることです。
山頂からは池や韓国岳をはじめとした霧島の山に
桜島や開聞岳まで見渡すことができます。

山頂付近での風景
こんなに素晴らしい展望を
手軽に楽しむことが出来る場所はそうそうありません。
展望台や山頂など
休憩を取る場所も十分にあるので
初心者の方でも安心です。
歩行時間が短く初心者でも安心
山や自然の中を歩くことに不慣れなうちから
長時間のコースなどを楽しもうとすると
時間のスケジュールや体力の度合いなどに判断が難しく
想定以上に時間がかかったりします。
山を歩くことに時間がかかってしまえば
下山時刻が遅れてしまい暗くなってしまったり
気持ちの焦りで楽しくなくなってしまったりと
リスクが発生してしまいます。
初心者の方は何より楽しむことが一番。
歩行時間が短く景色が良いというのは、不安要素も少なくて安心できます。
だからといって油断は禁物です。
簡単なコースといえども遭難事故が発生したこともあり
しっかりと事前にコースを確認しておいたり
ゆとりあるスケジュールでの行動を心がけていきましょう。
展望以外にも歩いて楽しいコース
えびのの森はとても美しく
えびの高原めぐりの森は「森林浴の森 日本100選」にも選ばれています。

歩いて楽しいアカマツの森
美しい森に巨木。大きな池に美しい花。
展望以外にもゆっくりと楽しむポイントがあります。
登山口の標高が1200mと比較的高地なので
夏場でも涼しさを感じる時間もあります。
初めてのハイキングや登山にも、ちょっとした運動にも最適な白鳥山と池めぐりコース。
色んな季節を通して楽しみたい場所のひとつです。