歩いて見て楽しむ霧島の魅力:霧島の植生 その1 -霧島ジオパーク推進連絡協議会 + PORTAL-

霧島ジオパーク推進連絡協議会さまと
不定期で更新させていただいております
霧島山の楽しみ方。

今回は好きな方も多い植生編。
山を歩いていると
道中の植生の変化を感じることも多くあります。

今回は霧島の植生について
霧島ジオパーク推進連絡協議会の方々から
教えていただきました。


過去のコンテンツはこちらから


霧島の植生:その1

豊かな自然が魅力の霧島地域。

霧島山周辺を歩くと
多種多様な植物を見ることができます。
これは主に霧島の気候と
地理的な特徴が大きく関係しています。

霧島は日本の中でも特に降水量が多いところです。
これは、南からの湿った空気が霧島山系にあたり
雨雲を発生させて大量の雨を降らせるからです。

雨がもたらす豊かな水が
多様な植生を育む環境を作りだしています。

また、霧島は温暖な南九州に位置しているため
霧島山のふもとの標高の低い場所では
常緑広葉樹の森が広がり
中には南方系の植生も見られます。

一方で、霧島山は
最高点である韓国岳の標高が1700mあるように
ふもとから大きな標高差があるため
それに応じた気温差があります。
(一般的に、気温は標高が100m上がると0.6℃下がります)

錦江湾(鹿児島湾)上空から見る霧島山とそのふもとに広がる霧島市。霧島市は、錦江湾の標高0mから韓国岳の山頂まで1700mの標高差をもつ。

錦江湾(鹿児島湾)上空から見る霧島山とそのふもとに広がる霧島市。
霧島市は、錦江湾の標高0mから韓国岳の山頂まで1700mの標高差をもつ。

そのため、温暖な山麓から
冷涼な山岳地帯まで多様な環境が生まれ
それに応じた植物のすみわけ(植生の垂直分布)が起こっています。

具体的には、標高の低い温暖な場所は
シイ・カシ類といった常緑広葉樹

標高が高くなると
アカマツやモミ、ツガといった針葉樹や
ミズナラやブナといった
冷温帯の落葉広葉樹が見られるようになり

山の稜線などの風が強く
樹木がうまく育たない場所(森林限界)になると
ミヤマキリシマなどの背の低い植物が目立つようになります。

このような植生の垂直分布が見られる場所としては
例えば屋久島などが有名ですが
霧島ではそれに加えて火山活動の影響も見られます。

そう考えると
霧島は他の地域と比較してみても
とてもめずらしい環境がある場所だといえます。

御池野鳥の森周辺に広がるシイ・カシ類などの林

御池野鳥の森周辺に広がるシイ・カシ類などの林

アカマツとミズナラの混じる林(えびの高原池めぐりコース)

アカマツとミズナラの混じる林(えびの高原池めぐりコース)

御鉢の火口縁に生えるミヤマキリシマなどの背の低い植物

御鉢の火口縁に生えるミヤマキリシマなどの背の低い植物

霧島山の植生はおおまかには
下図のモデルのように分布しています。

ただしこれはあくまでモデルなので
実際の植生分布はもっと複雑です。

霧島山における植生の垂直分布のモデル

霧島山における植生の垂直分布のモデル

次回は、実際にその様子を見ることができる場所を紹介します。


山を歩いて楽しむ際は
のんびり植生や動植物などを考えながら楽しむのも
ハイキングの魅力のひとつです。

是非、山を歩いて楽しむ際は
地域や標高などによって異なる植生を
楽しんでみてください。

広い霧島の森はこうした豊かな森のおかげで
野鳥なども非常に多く
植物・動物と観察しながら歩いてみるのも
きっと面白いと思います。


さらに色々調べてみたい方は
是非霧島ジオパークのWEBサイトも
チェックしてみてください。

霧島ジオパークのWEBサイトはこちらから

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