霧島ジオパーク推進連絡協議会さまと
不定期で更新させていただいております
霧島山の楽しみ方。
今回は前回に続き植生編です。
山を歩いて楽しむ際
植生のことを知ったり楽しむのは
色々な学びもあって本当に良いものだと
個人的には思っていますが
好きな方も多い植生について。
今回も
霧島ジオパーク推進連絡協議会の方々から
教えていただきました。
過去のコンテンツはこちらから
霧島の植生:その2
霧島には、植生が標高の低いところから
移り変わっていく様子について
登山道を歩いて見ることができる場所があります。
そのひとつが、宮崎県側の霧島東神社から
高千穂峰へ登る『二子石コース』です。
ここはスタートから山頂までの標高が1000mほどあり
歩行時間も長いため霧島山の中では
ハードな登山コースのひとつとして知られています。
さらにヤマビルの出没もあるため
高千穂河原からの登山者に比べ登る人はまばらです。
しかしながらこのコースでは
登り進めるうちに常緑広葉樹の林から
落葉樹林や針葉樹の混じる林
森林限界上の植生へと
植生が標高により移り変わっていく様子を見ることができます。
参考コンテンツ
・
登ってみたいけど『二子石コース』は体力的にちょっと…
という方へは、別におすすめの場所があります。
国道223号線から霧島神宮の東側を通り
高千穂河原へ登る道路は
樹木に覆われたその様子から通称『霧島樹帯トンネル』と呼ばれています。
この『トンネル』は、入口からしばらくは
常緑広葉樹が生い茂るため昼間でも薄暗いですが
徐々に落葉樹や針葉樹が目立ちはじめ
高千穂河原に近づくころには空を覆う
樹木のトンネルがなくなり、周りの景色が明るくなります。
『霧島樹帯トンネル』は
山を歩かなくても車窓から標高によって
植生が移り変わっていく様子を見ることができる、実はおもしろい場所なのです。
登山口に至るまでの道中
いつもなんとなく見ている景色も
目線を変えてみるとまた違った発見があるかもしれません。
霧島ジオパーク推進連絡協議会の方も書いているように
何となく見ている風景も
目線を変えて眺めてみたり
新たな発見を知ったりすると
とても風景が変わって見えることがあります。
霧島では標高による植生の違いがありますが
地域ごとの植生の違いもまた
色々な場所を歩いて楽しめるポイントのひとつ。
植生の変化を歩いて楽しめるのは
霧島のハイキングの魅力のひとつだと思いますが
是非、霧島山系に出かけた際は
運転中もハイキング中も植生の違いを楽しんでみてください。
さらに色々調べてみたい方は
是非霧島ジオパークのWEBサイトも
チェックしてみてください。
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